
河村勇輝はシカゴ・ブルズの一員として、ラスベガスで行われている「NBA 2K26 SUMMER LEAGUE 2025」に参戦中。16日(日本時間17日)に行われたミルウォーキー・バックス戦で4試合連続出場を果たし、9得点6アシストを記録するなど、奮闘を続けている。
NBA2年目を迎えている日本の24歳の挑戦に現地メディアも関心を寄せており、その動向を追っている。
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■チームメイトからも高い評価
河村は3日(同4日)に発表されたブルズのサマーリーグのロースターに名を連ね、かつてマイケル・ジョーダンもプレーした名門でNBA定着を狙う。ブルズの2Way契約の枠は3枠のうち2つが埋まっている状況で、河村はサマーリーグからのアピールが求められる。
そんな24歳の挑戦をシカゴの現地メディア『シカゴ・トリビューン』も追いかけており、「『身長よりも心が大切』ユウキ・カワムラ、シカゴ・ブルズでのサマーリーグ期間中にNBAでの居場所を探す」と題した記事で特集している。
記事内では昨季メンフィス・グリズリーズで2Way契約を結び、日本人4人目のNBA選手となった河村について「2年目のポイントガードであるカワムラはその挑戦を理解している」と言及。「出場時間はわずか93分だったが、最高レベルのプレーメイカーとしての能力を示すには十分だった」と限られた出場時間でもらしさを見せた1年目を高く評価している。
そのなかで、最高峰の舞台に再び挑む日本人の挑戦について、「日本のバスケファンにとって、カワムラのNBAでの道のりは、単なる一人の選手がロスター入りを目指す挑戦以上の意味を持つ」と記しており、近年では八村塁(レイカーズ)のみがトップリーグに定着しているなかで河村へも期待を寄せている。
河村についてともにプレーする20歳のマタス・ブゼリスは「彼は本当にハードにプレーする。彼と一緒にコートに立てることは、大きな意味を持つ」と献身性を評価しており、「彼は素晴らしい選手であり、素晴らしい人間だから、この喜びは当然のことでない」と人間性を絶賛。プレーを離れたところでもチームメイトから評価を受けている。
NBA2年目もアピールが求められるなか、グリズリーズで過ごした1年目からの評価も高い河村。新たなチームメイトとも良好な関係を築くなかで、172cmのポイントガードはNBAへの道を再び開くのか。
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Yuki Kawamura is a passing WIZARD 🪄 pic.twitter.com/skULzUea3g
— NBA (@NBA) July 16, 2025