
JRAは18日、第61回小倉記念(小倉/GIII、芝2000m)の枠順を発表した。
むらさき賞を制した上がり馬メリオーレムは2枠4番、芝戻りの前走新潟大賞典を3着したハピは6枠12番、重賞で善戦が続く7歳馬ディープモンスターは8枠16番から発走する。
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■開催時期変更も、大きな変化はなしか
小倉開催だった過去9年を対象に見ると、最多3勝は8枠【3.0.1.15】。全体で見ると、1~3枠が合わせて5勝で【5.2.4.25】勝率13.9%、複勝率30.6%、回収値は単勝227、複勝125を記録する。一方、6~8枠は【4.5.2.43】勝率7.4%、複勝率20.4%、回収値は単勝45、複勝61と儲からない数値。なお、4~5枠は【0.2.3.26】と勝ち星なしで押さえ程度が妥当となっている。
昨年から小倉開催の時期が早まり、昨年のこの時期は小倉で中京記念(芝1800m)、8月の中京で小倉記念(芝2000m)が行われた。昨年の中京記念は14頭立てで、2枠2番のアルナシームが1着、4枠6番のエピファニーが2着、5枠7番のエルトンバローズが3着と、真ん中より内の馬が好走。後方外から強襲をかけた8枠のロングランとニホンピロキーフはわずかに届かず掲示板までとなっていた。
また、今開催の1勝クラス以上かつ芝1800m以上だった対象10レースにおいても、1~4枠が【6.5.7.26】勝率13.6%、複勝率40.9%、5~8枠は【4.5.3.37】勝率8.2%、複勝率24.5%と小回りコースらしく、内めの枠に安定感。開催最終週を迎えるが、昨年小倉で行われた中京記念の傾向を踏まえても、内枠優勢と想定される。
小倉開催だった過去9年における、1~3枠【5.2.4.25】のうち、前走が右回りの2000m戦だった馬は【5.2.2.8】勝率29.4%、複勝率52.9%、回収値は単勝481、複勝234と高回収で狙いが立つ。マイネルメモリーとシェイクユアハート、イングランドアイズの好走に期待できそう。
外めの6~8枠【4.5.2.43】においては、当日上がり2位以内をマークした馬が【4.4.0.0】と末脚が使えるか否かが分かれ道。6~8枠のうち、前走上がり2位以内だった馬は【2.3.2.7】複勝率50.0%、複勝回収値135をマークしており指標になる。ハピやディープモンスターは押さえは必須だろう。
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