
第61回小倉記念(20日/GIII、小倉芝2000m)には、上がり馬のメリオーレムやシェイクユアハート、重賞経験豊富なディープモンスターやハピなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「イングランドアイズ」を取り上げる。
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■イングランドアイズ
3歳上半期の話とはいえ、同期のライバル達がほぼほぼ現在はOPレベルで活躍していることを思えば、地力は証明済み。一方で、5歳になって未だに条件戦の身の上であることもまた事実。これは基本的に寂しがり屋な性格が災いしている。できるだけ他馬と群れた状態を好み、直線で抜け出す(他馬から離れる)のを嫌うのだから勝ち味に遅くなるのも当然のこと。しかし身体的には重賞レベル。この心身のアンバランスさが同馬の出世を遅らせてきた。
この性格は今さら変わったりなどしないのだが、その一面が状況的に奏功しそうなのが今回だ。ハンデ戦とは団子状態でゴールすることを想定して斤量を決めるもの。加えて舞台は小回り小倉。ここは通常以上に最後まで群れた状態が続く(ゴチャつく)可能性が高いのだ。それを好む同馬が軽量51キロ、最内枠となればいつまでも群れていられそうだ。
夏場は滅法得意。調教でも、1週前に安田師自らを背に2F24秒8で軽快な動きを披露。馬なりで4F53秒9-上がり1F12秒4の時計でまとめ、最終追いはサラッと調整程度。心身ともに気配は申し分なし。紅一点、大穴候補。
総合評価「S」
■小倉記念2025 調教動画
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