
ドジャースのクレイトン・カーショー投手は20日(日本時間21日)、本拠地でのブルワーズ戦に先発登板。4回1/3を投げて5安打2奪三振2四死球、3失点(自責点1)を記録するも、味方の失策を機に降板。ダグアウトで怒りを爆発させる姿を見せ話題を呼んでいる。
◆【実際の映像】カーショー、味方の失策が重なり降板……ダグアウトで“ブチ切れ”、グラブと帽子をベンチに叩き付ける
■試合後会見は早々に終了「何も言うことはない」
カーショーは2回、3回を3者凡退に抑える好投を披露。3回裏には大谷が34号2ランを放つなど3点の援護を受けたが、4回表には味方のエラーが重なり3失点を献上。
さらに5回表、カーショーの死球で出塁を許した直後に、1死一塁の場面で左前打を浴びると、左翼手が処理に失敗。一塁走者が三塁へと進塁すると、カーショーはグラブで口を覆いつつ怒りの咆哮を上げた。
カーショーは走者一、三塁のピンチで本拠地ファンの拍手を受けながら降板。ベンチに下がるまでは冷静さを保ったカーショーだが、タグアウトではグラブと帽子をベンチに叩きつけ怒りを隠しきれなかった。
そんなカーショーの姿に、米老舗メディア『スポーツ・イラストレイテッド』は「クレイトン・カーショー、味方の失策後、ダグアウトで一時パニックに陥る」と題した記事を投稿。
「これは先発投手にとって最もフラストレーションがたまる日の一つに違いない。勝利が手の届くところにあったのに、投手の手の及ばない事情により、そのリードが消えてしまうのだから」と同情を寄せ、「あなたの気持ちはよく分かる。私たちもあなたの痛みを感じている」とレジェンド左腕に共感を示した。
カーショーは試合後のインタビューで「何も言うことはない。彼らが我々を打ち負かした。明日はもっと良いプレーをする必要がある」と短く語り、「特に言うことはない。(自分が)問題を起こしてしまいそうだから、ここで終わりにしよう」と早々に会見を切り上げた。
同メディアは「カーショーが多くを語らなかったのも無理はない」と指摘。「長年のエースであるクレイトン・カーショーにとって最もフラストレーションがたまったのは、この日の先発で(自分の投球で)チームの流れを変えることができたと確信していた可能性が高いことだ」とし、左腕が味方が3つのエラーを起こすまで、3ー0と好投していた点にフォーカス。ドジャースの連敗を断ち切ろうと奮起した左腕の事情を鑑みた。
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Clayton Kershaw was visibly frustrated after being pulled in the 5th inning.
The Dodgers defense had three errors prior to Kershaw's day ending.
(via @SportsNetLA) pic.twitter.com/HIT5CCBOgP
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) July 20, 2025