
右肩インピンジメント症候群でリハビリを続けているドジャースの佐々木朗希投手について、朗報が舞い込んだ。デーブ・ロバーツ監督によると、来週にもライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板する予定だという。負傷者が続出するチームを救うことになるのか、いよいよ怪物右腕が復活の狼煙をあげる。
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■指揮官「今の状況に満足している」
23日(日本時間24日)、MLB公式のドジャース担当ソニア・チェン記者が自身のXを更新。「ササキは今朝、ブルペンで39球投げた。今週末にも再び投げる予定で、来週には(球団施設のある)アリゾナに向かい、そこで打者を相手にした投球練習を行う見込みだとロバーツ監督が明かした」と投稿した。
佐々木は5月9日(同10日)のダイヤモンドバックス戦に先発登板して以降、戦線離脱。6月に入って60日間の負傷者リスト(IL)に移行された。ロバーツ監督はこの時、「今年はロウキ抜きで計画を立てなければならない」と語っていたが、ここに来て状況が変化。キャッチボールで痛みがないことを確認すると、ブルペン投球を再開。そして、いよいよライブBPに臨むまでになった。
米地元紙『オレンジカウンティ・レジスター』によると、ロバーツ監督は復帰が近づく佐々木について、離脱期間を利用してメカニクスの改善に取り組んでいると話したという。
「投手コーチから聞いた話では、投球フォームがかなり安定してきているようだ。それが、今の強さにつながっている。体はかなり強くなっていると思う。もちろん、十分に競争力を発揮できると感じなければ、復帰させることはない。でも、今の状況には満足しているよ」とし、フォーム修正を示唆した。
■「明らかに才能に恵まれている」
さらに指揮官は「ワクワクするよ。ロウキは明らかに才能に恵まれている。今シーズンに関しても、本当の実力はまだ全然見えていないと思う」と改めて期待感を口にした。
ロバーツ監督による一連のコメントを受けて、米地元メディア『ドジャース・ネーション』は、「ササキの復帰時期は未定だが、タイラー・グラスノー投手やブレイク・スネル投手に続き、早い段階でローテーションに返り咲くと予想されている。グラスノーはケガからの復帰後、素晴らしい活躍を見せており、スネルもマイナーでの活躍を加速させている」と記し、佐々木が彼らに続くと予想。球団は復帰のタイミングについて明言していないが、多くのメディアは8月下旬から9月中の復帰を見込んでいる。
佐々木はどんなフォームでマウンドに戻ってくるのだろうか。微調整なのか、大胆変更なのか……。今から関心を集めている。
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