
トレード期限まで残り1週間を切り、各球団の動きが活発化してきた。米ボストンの地元メディア『MASS LIVE』は25日(日本時間26日)、「レッドソックスが放出する可能性のある有望株は? ドジャースとの間で取引が進行中か?」と題して記事を公開。レッドソックスがドジャースの24歳ダルトン・ラッシング捕手に興味を示していると伝えた。
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■ラッシングの獲得に意欲
『MASS LIVE』でリポーターを務めるショーン・マクアダム氏は同日、関係者の話として「レッドソックスの関心は、ロサンゼルスの捕手ダルトン・ラッシングに集中している」と伝えた。
ラッシングは2022年のドラフト2巡目(全体40位)でドジャースに入団。強打の捕手、強打の左打者として期待を集め、今年5月にメジャーデビューを果たした。しかし、チームにはオールスターゲームにも出場したウィル・スミス捕手がおり、正捕手の座をつかむのは困難。しかも、スミスとドジャースの契約は2034年まである。
このため、出場機会を求めるラッシングと、正捕手候補を探しているレッドソックスの相性は悪くないと見られている。
一方のドジャースは、レッドソックスの若手にゾッコンの様子。マクアダム氏によると「ドジャースはレッドソックス傘下1Aのチーム(グリーンビル)を重点的に視察しており、特に球団ナンバーワンの有望株フランクリン・アリアス内野手とブランドン・クラーク投手に注目している」という。
■レッドソックス傘下への視察強化
さらにマクアダム氏は「興味深いことに、ドジャースは最近になってグリーンビルに2人目のスカウト責任者を派遣し、視察体制を強化している。これは両チーム間の交渉が進展している兆しかもしれない」と伝えた。
ただ、即戦力同士のトレードとは言い難いのも事実。そのため、ビッグネームを巻き込んだ大型トレードに発展する可能性も指摘されている。米地元メディア『ドジャース・ネーション』は、『MASS LIVE』の報道を受けて「活躍中のメジャーリーガーを含む、より大きなトレードが行われる可能性もある。レッドソックスのジャレン・デュラン外野手は南カリフォルニア出身で、ドジャースの左翼手として理想的な補強と言えるだろう。そして、ドジャースのダスティン・メイ投手はシーズン終盤に向けて、ボストンに大きなインパクトを与える投手になり得る」とし、若手だけのトレードでは収まらないと示唆した。
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