
卓球の「WTTスターコンテンダーフォズ・ド・イグアス」が行われており、日本選手が各種目で奮闘を見せている。そんななか、張本美和(木下グループ)を筆頭に上位に日本人選手が名を連ねるのが女子シングルス。ベスト4がすべて日本選手という躍進ぶりで、優勝の行方に注目が集まっている。
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■3選手に2冠の可能性も
今大会シングルスで第1シードとして挑んでいるのが世界ランキング7位の張本美。前週の「WTTコンテンダーブエノスアイレス」で今季3勝目を挙げた勢いそのままに安定した戦いぶりを見せており、準々決勝ではTリーグの木下アビエル神奈川で共闘経験もある朱芊曦(韓国)を3-1で退けて準決勝進出を決めている。
実力者がひしめく女子の中で、好調を維持するのが橋本帆乃香(デンソーポラリス)。第4シードとして挑む27歳のカットマンも前回の「WTTコンテンダーラゴス」で今季2勝目を挙げており優勝を狙う。準々決勝でマニカ・バトラ(インド)を下した橋本は張本美と準決勝で対戦が決定。ともにシングルスでの2週連続優勝がかかる中で、注目の戦いとなる。
また、反対の山でも日本選手の躍進が続く。第2シードで同9位の大藤沙月(ミキハウス)は準々決勝でダブルスパートナーでもある横井咲桜(ミキハウス)との同士討ちに3-1で勝利。さらに、第6シードで同20位の長﨑美柚(木下アビエル神奈川)は準々決勝で第3シードの鄭怡静(台湾)を下す快進撃を見せ4強入り。大藤と長﨑という実力者によるマッチアップが実現することになった。
これで日本選手のシングルスの優勝は確定し、女子ダブルスを制した張本美、大藤と、英田理志(日の出医療福祉グループ)との混合ダブルスで決勝に進んだ橋本の3選手は2冠の可能性も残す。“四つ巴”となった女子の争いには注目が集まる。
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