
総合格闘技のランキングシステムポータルサイト「Fight Matrix」は3日(日本時間4日)、2日(同3日)に開催された「UFCファイトナイト・ラスベガス108」の試合結果を反映させた最新の世界ランキングを公開した。
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■トップ100には日本選手5人
バンタム級では、現RIZIN同級王者の井上直樹が31位で日本勢トップをキープ。
3日に行われた「UFCファイトナイト・ラスベガス108」でプロ初黒星から半年ぶりの再起戦に臨んだ中村倫也は、ネイサン・フレッチャー(イングランド)に左三日月蹴りからのパウンドで1回62秒TKO勝ち。これにより、30ランクアップし95位から65位に急浮上した。

中村倫也(C)Getty Images
中村は4月から堀口恭司らが所属するATT(アメリカントップチーム)に正式所属。セコンドには堀口と、名指導者のマイク・ブラウン氏らがついた。ATTでは持ち前のレスリング能力を生かした総合力の向上に注力。堀口も「打撃も伸びてきている。打撃でも倒せるので、オールラウンダーなんじゃないか」と成長に太鼓判を押している。
また、214位の風間敏臣は9日(同10日)に開催される「UFCファイトナイト・ラスベガス109」で22歳の新鋭エライジャ・スミス(米国)と対戦する。MMA戦績は11勝4敗。23年8月に行われたUFCデビュー戦では1回TKO負けを喫したが、24年8月の第2戦では2回三角絞めで一本勝ち。試合後にはパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトとして5万ドルのボーナスを獲得した。

風間敏臣(C)Getty Images
8月には「UFC」に日本人5選手が出場。第1週で勝利を飾ったフライ級6位の平良達郎、同級の中村、第2週には風間、第3週にはフライ級15位の朝倉海、22日にはフライ級の鶴屋怜が参戦する。風間は2戦連続で劇的なフィニッシュを収め、日本勢に勝利のバトンを繋ぐことはできるか。
RIZINからは、9月の「RIZIN.51」でダニー・サバテロ(米国)との対戦が決まった佐藤将光が52位、7月27日の「超RIZIN.4」で現王者・井上に挑戦した福田龍彌が97位にランクインしている。
■世界バンタム級トップ10と、100位以内の日本選手ランキング
1位(-):メラブ・ドバリシビリ(UFC)2位(-):ショーン・オマリー(UFC)3位(-):ピョートル・ヤン(UFC)4位(-):ウマル・ヌルマゴメドフ(UFC)5位(-):コーリー・サンドヘイゲン(UFC)6位(-):マリオ・バティスタ(UFC)7位(-):ソン・ヤドン(UFC)8位(-):ヘンリー・セフード(UFC)9位(-):デイブソン・フィゲイレード(UFC)10位(-):マルロン・ヴェラ(UFC)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー31位(-):井上直樹(RIZIN)40位(↑20):若松佑弥(ONE)52位(-):佐藤将光(RIZIN)65位(↑95位):中村倫也(UFC)97位(↓96位):福田龍彌(RIZIN)
214位(↑216位):風間敏臣(UFC)
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