
総合格闘家の平本蓮がYouTubeチャンネル「ザ・ワンTV」に出演。7月27日にさいたまスーパーアリーナで開催された「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」で前フェザー級王者のクレベル・コイケをスプリット判定で下した朝倉未来について言及した。
◆「超RIZIN.4」でリベンジ成功の朝倉未来が復帰後235位→36位→24位と“大躍進” クレベル34位、YA-MAN99位|世界フェザー級ランキング
■朝倉未来へのリスペクトを語る「本当に尊敬」
4年越しのリベンジを達成した朝倉は、試合後マイクやインタビュー、自身のYouTubeチャンネルなどで平本について触れ、第2戦実現の意志を示している。
これについて、平本は「散々俺のことネチネチ言ってるじゃないですか。だから俺をイライラさせて『じゃあ再戦させてやるよ』という待ちだと思う」と分析。実現したらビッグファイト間違いなしの第2戦については「実際、お金が稼げるなら全然いい」とファイトマネー次第だとし、対戦時期については来年の超RIZINあたりのビッグイベントが現実的だとした。
対談の中で平本は朝倉への“リスペクト”も語った。朝倉は「格闘家を1ステージ上げた人間として、実績とレガシーがある。格闘家が食える時代を復活させた第一人者」だとし、「そのおかげで俺も高いお金を稼げるようになっているのは間違いない。その面は本当に尊敬している」と感謝。
一方で、「ただ、やっぱり一人じゃ無理で。俺がいなきゃとっくに引退している」と断言。それでも「(朝倉が)自分で周りの格闘技を活性化させた部分は大きい」とし、自身や萩原京平などのRIZIN選手は朝倉と接点を持ったことでブランド力が付いてきたと語った。
■「また記憶飛ばしてトラウマにさせる」
しかし、平本はそれだけでは終わらない。スイッチがオンになった平本は「ずっとネチネチネチネチ、気持ち悪い。その辺の尊敬はあるし、性格はいいのかも知れないけど、俺に対して気持ち悪い」とし、「いい年超えたオッサンが……またブッ飛ばしたくなってきた。またブン殴って失神させるぞという感じ。また記憶飛ばしてトラウマにさせるぞ」と第2戦に向けた意気込みも口にした。
また、盲目的に応援する“信者ファン”については、「宗教戦争と同じ」だとし「そのぶつかり合いが(試合を)面白くしている」と私見を語った。さらに朝倉がベースとなり派閥化することでブラックローズとの対抗戦や、萩原vs.秋元強真などの因縁も作りやすく盛り上がりに一役買っていることにも言及した。
平本は2月に右肩の「外傷性肩関節不安定症」の手術を受け、全治6カ月診断を受けた。7月3日には自身のSNSにミット打ちする動画を投稿し、「来年は3試合必ずします 全試合全部1RKOします 3KOして4試合連続1Rフィニッシュ 成績を10戦7勝4KOまで持っていきます 夢のために」と復帰後の決意表明を綴っている。
平本は復帰後2、3試合目で朝倉との第2戦を計画しているようだが果たして実現するのか。朝倉の次戦とともに平本の復帰に向けた動向にも注目だ。
◆【超RIZIN.4】朝倉未来のサイン入りグローブが今大会最高額“70.5万円” 2番目に高額で落札されたのは、死闘の末に最終回TKOで敗れたあの選手
◆青木真也、「総合格闘技=朝倉未来」に警鐘も……YA-MANは“例外的”に評価「やってるよ」
◆朝倉未来、次戦に向けた課題を“恩師”前田日明氏が提示 「いい勉強材料になる」愛弟子に勧めた“超RIZIN4の一戦”とは……