
オフにドジャースからフリーエージェント(FA)となったものの、ここまで所属先が決まっていないジョー・ケリー投手が米ポットキャスト番組に出演し、自身の現状についてコメントした。同投手を巡っては、古巣帰還を求める声が高まっている。
◆【速報/動画アリ】大谷翔平、初回先頭打者“174キロ”二塁打でチャンスメーク 先制点演出の「5試合連続安打」
■トレード期限過ぎても獲得可能
7月31日(日本時間8月1日)に最終日を迎えたトレード期限。各球団が活発に取引を行う中、ドジャースの補強は最小限にとどまった。即戦力としての獲得は、リリーバーであるブロック・スチュワート投手とユーティリティー選手のアレックス・コール外野手の2人だけ。
そのため、さらなる補強を求める声は根強いが、トレード期限を過ぎても獲得できる選手は、現在無所属となっている選手など限定的。そこで、獲得可能な有資格者であり、ファンからの人気も高い選手として救援右腕ケリーを推す声が高まっている。
待望論を受けて、ケリーは4日(同5日)に公開されたポッドキャスト番組『Baseball Isn’t Boring』に出演。自身の現状について「1人で投球練習をすることもあったし、友人や仲間と一緒に練習することもあった。ただ、もう少し彼らに投げ込む必要があると思う。ちょっと投球感覚が鈍っているところがあった」とし、復帰を目指してトレーニングを続けていることを明かした。
■「雑な投球はしたくない」
そして、司会者から「ドジャースのために投げるつもりなのか」と質問されると、「それが最終的な計画だ」と即答。その上で「昨日入ったブルペン練習はすごく良かった。変化球の感覚が戻ってきた。いい回転をしていたし、力強かったと思う。あとは最終的なコマンド(制球力)だけだ」と手応えを口にした。
ケリーは主にリリーバーとして昨季35試合に登板したが、右肩痛に見舞われて2カ月半を負傷者リスト(IL)で過ごした。オフにFAとなったものの、チームが決まらなかった要因の1つにこの右肩痛があると言われてきたが、今回のコメントからは完治している様子がうかがえた。
さらに「球速は投げるたびに上がってきているし、それは自然に戻ってくると思う。最初は変化球の軌道や回転も思ったように行かなかった。でも、今は理想に近づいてきている。とにかく“良い投球”がしたい。大事なのは内容。雑な投球はしたくないんだ」と自身の描くスタイルを口にした。
ケリーと言えば、大谷翔平投手がドジャースに移籍する際、自身の背番号17を大谷に譲ったことで日本でも一躍有名になり、さらにそのお礼として大谷がポルシェを贈ったことも大きな話題となった。
再び大谷と共闘し、ドジャースのブルペン陣を救うことになるのか。周囲の期待は高まっている。
◆【ライブ更新中】「大谷翔平/今日の打席速報」“9試合ぶり39号アーチ”で本塁打王争い追い上げなるか【8月6日カージナルス戦】
◆ド軍ブルペン陣を救う“隠し玉”か……大谷翔平に「17」譲った右腕ケリー獲得を促す声 「復帰の可能性はある」と米記者
◆なぜ大谷翔平は「15年契約を拒否し、10年にしたか」 代理人が明かしたその理由は「キャリア終盤がダラダラと続いて……」