
ドジャースの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地でのカージナルス戦に「1番投手兼DH」で先発出場。投手としては4回2安打8奪三振1失点という快投を披露し、打者としては39号2ランを含む3打数1安打2打点と躍動した。チームは3-5で逆転負けを喫したが、米データ会社によると、大谷はこの試合でメジャー初の記録を打ち立てたという。
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■二刀流ならではの偉業
投げては4回2安打1失点、8奪三振という快投を披露し、打っては39号2ランを含めて3打数1安打2打点と躍動した大谷。投手として与えた四球はゼロで、打者としては5回に四球で出塁している。
米データ会社『OptaSTATS』によると、実はこれらの成績がメジャー初の記録になるという。同社は試合後、Xを更新。「打点が公式記録となった1920年以降、MLBの歴史の中で以下すべてを同じ試合で達成したのはショウヘイ・オオタニただ1人です」と記し、4つの項目を挙げた。
・本塁打を打つ
・8奪三振以上を記録する
・喫した失点(1)より打点(2)を多く挙げた
・与えた四球(0)より多くの四球(1)を選んだ
上記を1試合でやり遂げたのはメジャー初で、二刀流としてプレーする大谷ならではの記録となった。ただ、DHが導入される以前は、例えばドジャース時代の野茂英雄氏が先発して8奪三振以上をマーク、さらに打席に入って本塁打を放ったこともあった。
それでも、4条件すべてをクリアした選手はこれまでおらず、大谷の規格外ぶりが歴史を超えて明らかになった形だ。
■「ド軍は無駄にした」
この『OptaSTATS』の情報を受けて、米メディア『CLUTCH POINTS』は同日、「水曜日のカージナルス戦は、オオタニの歴史的な活躍もドジャースの勝利にはつながらなかった」「オオタニの1920年以降初となる驚異的な偉業をドジャースは無駄にした」などと報じた。
同メディア以外にも、大谷の奮闘にもかかわらず、ドジャースが星を落としたことについてフォーカスする記事が散見された。
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