
卓球の「WTTチャンピオンズ横浜2025」は7日、神奈川県の横浜BUNTAIで男子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング20位の松島輝空(木下グループ)は同22位の李尚洙(韓国)と対戦。ゲームカウント3ー2で勝利し2回戦進出を決めた。
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■第3ゲーム以降に形勢逆転
松島は韓国のエース格である難敵との初陣。第1ゲームはビハインドを一度は追いついたものの、デュースの攻防を16-18で落とすと、第2ゲームも9-11で落とし王手をかけられた。それでも、森薗政崇ベンチコーチのもとで立て直しを図り、第3ゲーム以降は強気の攻めが光った。3ゲーム連取で鮮やかな逆転勝ちを収めた。
松島は試合後に「0-2という苦しい試合だった」と率直に想いの丈を述べつつ、「ファンの皆さんや森薗監督の声援もあって最後まで戦い切ることができた」と周りのサポートに感謝。厳しい局面をものにしたことに対しては「勝ち切れたのは自分の成長」と振り返った。
試合開始から声を出すシーンが目立った松島は、「1番は日本開催ということで多くのお客さんが来ているので、最後まで頑張ることが今回の目標」と地元開催大会への意欲を示した。
次戦はパリ五輪銀メダリストのトルルス・モーレゴード(スウェーデン)との大一番となるなか、18歳の全日本王者は「向かっていく気持ちで」とメンタル面を強調。日韓対決を劇的な逆転で制した松島が快進撃を見せるかは注目となる。
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