
卓球の「WTTチャンピオンズ横浜2025」は8日、神奈川県の横浜BUNTAIで女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング9位の大藤沙月(ミキハウス)は同41位のチ・ミンヒョン(オーストラリア)と対戦。ゲームカウント3ー0で勝利し2回戦進出を決めた。
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■昨年仏大会の快進撃で飛躍
大藤は昨年日本選手では初めて「WTTチャンピオンズモンペリエ」を制し、同シリーズ優勝を果たしトップ選手へ進化を遂げた。世界トップ10常連となった大藤は地元開催に「試合前はすごく緊張した」というが、初対戦の相手に強烈なフォアハンドを沈めるなど随所にらしさを発揮して、ストレート勝ちを収めた。
遠征帰りで日本大会に参戦した大藤は現在のコンデイションについて「2日前、3日前までブラジルにいて時差がちょっと危ないと思っていたんですけど、全然寝られていてすごく調子がいいです」と言及。問題がないことを強調した。
大藤は昨年飛躍のきっかけを掴んだチャンピオンズの大舞台にも「一番自分のなかで楽しい大会」と動じない。上位進出が期待されるなか、「優勝したい気持ちはありますけど、どの選手も強いので一戦ずつ頑張りたいです」と、9日に戦う世界ランキング38位のリリー・チャン(アメリカ)との対戦に注視するとした。
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