
ドジャースの佐々木朗希投手が8日(日本時間9日)、本拠地ドジャースタジアムでライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板した。デーブ・ロバーツ監督やアンドリュー・フリードマン編成本部長らが見守る中、打者のべ9人に対して計46球を投じ、1安打1四球2三振だった。『ヤフー・スポーツ』など米複数メディアが伝えている。
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■球速は96〜97マイルを記録
右肩のインピンジメント症候群により、5月中旬から負傷者リスト(IL)入りしている佐々木。復帰を目指す過程で、ライブBPにはすでに2度登板しており、この日が3度目となった。
3イニング想定でマウンドに立った佐々木は、アレックス・コール外野手やマイナー選手を相手に46球を投げ、1安打1四球2三振でまとめた。
この投球を受けて、米メディア『ドジャー・ブルー』は公式Xを更新。「ロウキ・ササキのライブBPが終了。3イニングで合計46球を投げた。その中には新しく取り入れたツーシームも数球含まれていた。球速は概ね96〜97マイル(約154〜156キロ)を記録し、最終回は95マイル台も入っていた」とつづった。
見届けたロバーツ監督は「直球が良かったし、スプリットもいいボールがあった」とした上で、「(佐々木は)体つきが以前よりしっかりして、体重も増えたと思う。投げ方も以前のように肩に頼ったフォームではなく、少しスムーズになってきた。まだ投手コーチと色々相談しながら模索している段階だが、それは普通のことで問題ない」と感想を述べた。
■次はマイナーでリハビリ登板か
さらに「彼が自分のフォームや状態に自信を持ち、打者に向かっていけるようになるのを待っている。そこにはまだ到達していないが、今回は3イニングという状況を考えれば良かったと思う」と続けた。
また、同監督は今後のステップについて、再びライブBPでの登板になるか、マイナーリーグでのリハビリ登板になるか未定とした。
メジャー1年目の佐々木は8試合(34回1/3)に登板し、防御率4.72。被本塁打6、与四球22、奪三振24とここまでは苦戦を強いられている。修正中のフォーム、新球ツーシームも興味深いが、巻き返しには何よりスピードが落ちてきた速球の回復、制球力の向上が必須。佐々木の復活劇に注目が集まっている。
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