
卓球の「WTTチャンピオンズ横浜2025」は9日、神奈川県の横浜BUNTAIで男子シングルスの2回戦が行われ、世界ランキング20位の松島輝空(木下グループ)は同7位のトルルス・モーレゴード(スウェーデン)と対戦。ゲームカウント1ー3で敗れ、準々決勝進出を逃した。
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■強気のフォアが光るも崩しきれず
松島は1回戦で同22位の李尚洙(韓国)にゲームカウント0-2からの大逆転で勝利。パリ五輪銀メダルリストのモーレゴードとの大一番となったなか、第1ゲームから好ラリーを随所に演じる。2ゲームを落として迎えた第3ゲームは要所での強気のフォアで11-9と奪取したものの、2度の4連続失点が響いた第4ゲームを7-11で落とし、ゲームカウント1-3で敗れた。
松島は試合後にパリ五輪銀メダリストとの対峙に「普通にやったら勝てないと思っていた」と見通しを立てていたと言い、「1ゲーム目が上に行けば行くほど大事になる」と序盤の主導権を握ることの重要性を説いた。
松島は今大会を経て、「どの相手が来ても、今の実力は絶対負けるわけではないと思う」と成長を感じ取っている様子。「質の良いボールを上げて、次はもっと一桁の選手に勝てるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。
日本初開催となった横浜でのチャンピオンズで松島の成績はベスト16。張本智和(トヨタ自動車)に続く世界ランキング日本勢2番手につけている18歳の大器は、初陣で逆転勝ちを飾るなど随所に光るプレーを見せて今大会を終えた。
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