
卓球の「WTTチャンピオンズ横浜2025」は9日、神奈川県の横浜BUNTAIで女子シングルスの2回戦が行われ、世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は同13位の早田ひな(日本生命)と対戦。ゲームカウント2ー3で敗れ、準々決勝進出を逃した。
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■早田のアクシデントで形勢逆転
申裕斌(韓国)を下して勝ち上がった張本美は、7月の「USスマッシュ」以来となる早田とのマッチアップ。第1ゲームを奪われた張本美だが、第2ゲームの9-9からタイムアウトを取ると、サービスからの強打で重要なゲームを取り切る。第4ゲームでもデュースをものにした最終ゲーム、4-2リード後に早田のメディカルタイムアウトもあり流れが変わると、最後は4連続失点で落とした。
試合後張本美は「前回の対戦とは違って1ゲーム目を取られて、進み方は違ったんですけど、第2ゲームが取れたのは自分的にも楽でしたし、しっかり考えた2本だったので、自分のなかで勝ち切れた」と収穫を挙げつつ、第5ゲームの早田のメディカルタイムアウト後の形勢逆転には、「自分のペースを失ってしまって。そこは自分の反省点でしたけど、新たな経験にはなりました」と気丈に振り返った。
今大会日本勢では世界ランキング最高位でチャンピオンズに参戦した張本美。昨夏に初出場したパリ五輪から1年が経過したなか、「その前の自分と比べたら強くなっていると自分でも感じますし、もう1年かという気持ちもある」と自身の現在地についてコメント。「今日は負けて悔しいですけど、次の試合があるので切り替えていきたい」とスウェーデンで行われる予定の「ヨーロッパ・スマッシュ」へ意気込んだ。
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