
ナ・リーグ西地区2位のドジャースは、15日(日本時間16日)から本拠地ドジャースタジアムで首位パドレスとの3連戦に臨む。MVPトリオの一角、ムーキー・ベッツ内野手が大一番に向けて心境を語り、平常心を強調した。
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■前回は計8死球が飛び交う乱戦
6月に行われた4連戦では計8死球が飛び交い、両チームの監督が退場するという異常事態も発生した同カード。今回は首位攻防戦ということもあり、さらにヒートアップすることが確実視されている。
ドジャースは現在4連敗中と苦戦が続き、首位相手に厳しい戦いが予想されるが、ベッツは決戦に向けて平常心を強調。他の試合と同様のスタンスで臨むことを明かした。
「大事な試合であることは確かだ。でも、そういう試合ってことで、それ以上でもそれ以下でもない。8月に行われるシリーズの1つに過ぎない。もちろん、大事な試合だということも、その理由も分かっているが、過度に意識する必要はない。普段と同じ試合だと思って、まずは自分たちの野球をして、気持ちが高ぶり過ぎたり落ち込み過ぎたりしないようにしなければならない」と主張した。
■完全復活の8試合連続安打
その上で「何かを確実にできるとは思わない。試合がどうなるか、それは実際にプレーしてみないと分からないし、ゲームの流れに委ねるしかない。自分たちでコントロールできることは、努力や前向きな姿勢を保ち続けることなど実際にはわずかしかない。そのあとは、なるようになるだけだ」と話した。
チームは白星から遠ざかっているが、ベッツ自身は一時期の不振から脱出。13日(同14日)のエンゼルス戦では、当初は休養のためスタメンを外れていたが、マックス・マンシー内野手が試合直前に右脇腹を痛めて出場回避となったため、急きょグラウンドへ。緊急発進の中でも5打数2安打2打点と気を吐き、8試合連続安打をマークした。
「チームはいい試合をしているし、勝つチャンスもつかめている」とし、4連敗しているものの3試合は1点差であることを強調。「毎晩勝利のチャンスをつかんでいることは、私にとって励みになる」と惜敗を前向きに捉えた。
打倒パドレスを果たし、首位奪還を果たせるか。復調してきたベッツのバットに大きな期待がかかる。
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