
総合格闘家でUFCフライ級15位の朝倉海は16日(日本時間17日)、米国・シアトルにて開催される「UFC319」で同級11位のティム・エリオット(米国)と対戦する。
朝倉にとっては現同級王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)とのタイトル戦以来、約8カ月ぶりの再起戦となる。朝倉のUFC2戦目を海外ブックメーカーはどう見ているのか。
◆【随時更新中/UFC】「朝倉海 vs. ティム・エリオット」勝敗予想まとめ 朝倉未来、堀口恭司、久保優太ら格闘家の分析は……
■判定でも決着でも朝倉勝利が最有力
大手ブックメーカー「Bet365」は、8月15日現在で朝倉勝利に「1.30」、エリオット勝利に「3.50」のオッズを設定。1万円を賭けた場合、計算上は朝倉勝利が当たると1.3万円、エリオット勝利が当たれば3.5万円になる。UFC同級ランキングでは“格上”のエリオットだが、ブックメーカーは朝倉有利との見解を示した。
決着予想では、朝倉判定勝ちが「2.37」ともっとも高く、次いで朝倉KO勝ちが「2.62」、エリオット判定勝ちが「5.50」、エリオット一本勝ちが「11.00」、朝倉一本勝ちとエリオットKO勝ちが「15.00」となっている。
ラウンドごとの決着予想では、朝倉判定勝ち「2.37」に続いて、朝倉1R勝利が「4.75」と高く、エリオット判定勝ち「5.50」、朝倉2回勝利「6.50」、朝倉3回勝利「10.00」と続く。
■38歳の“難敵”グラップラーに勝利なるか
戦績は31歳の朝倉が21勝(13KO、一本勝ち3)5敗に対して、38歳のエリオットが20勝(3KO、一本勝ち7)13敗1分。UFCでの戦績は2戦目の朝倉に対し、エリオットが9勝11敗で21戦目と経験差がある。
エリオットは2023年12月にバンタム級で行われたス・ムダルジ(中国)戦に代役出場。1R肩固めで勝利しパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。24年5月には同級5位の平良達郎と試合が組まれたが前十字靭帯を負傷し欠場。朝倉戦が1年8カ月ぶりの試合となる。
破壊力のある打撃が武器の朝倉に対して、エリオットの武器はグラップリング。堀口恭司との対戦が予定されていた同級12位のタギル・ウランベコフ(ロシア)とも22年3月に対戦し、判定勝ちを収めたほか、23年10月のムハンマド・モカエフ戦でも積極的に組み技を仕掛けて善戦し、無敗のモカエフを苦しめた。
朝倉はデビュー戦で王者パントージャに黒星を喫しての復帰戦。真価を問われる一戦だけに勝利を掴みたいところだ。朝倉はブックメーカーの予想通りに“難敵”エリオットを下し、フライ級11位圏内へとランクアップすることができるか。
◆【随時更新中/UFC】「朝倉海 vs. ティム・エリオット」勝敗予想まとめ 朝倉未来、堀口恭司、久保優太ら格闘家の分析は……
◆朝倉海、堀口恭司、平良達郎ら日本選手・RIZIN勢は現在何位? 【最新世界フライ級ランキング】
◆【UFC】日本人ファイターの歴代記録一覧(初出場、最高ランキング、最多勝利数、最多連勝数、最年少契約、メインイベンター経験etc…)