
ナ・リーグ西地区で熾烈な首位争いを繰り広げるドジャースとパドレス。15日(日本時間16日)からはドジャースタジアムで3連戦、今後10日間で6試合の直接対決が予定されている。
公式放送局『MLBネットワーク』は同日、有識者らが両球団の戦力を徹底比較し、首位攻防戦の展望について激論を交わした。番組では、過去の名場面や乱闘騒ぎに触れつつ、打線や投手陣、監督の采配、そして本拠地の雰囲気に至るまでテーマごとに分析した。
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■打線はドジャース優勢も、ブルペンはパドレスを高評価
総合力では、大谷翔平投手やフレディ・フリーマン内野手、ウィル・スミス捕手らを擁するドジャース打線を高く評価。一方で、パドレスのトレード補強による層の厚みや多様性にも言及し、「短期決戦では厄介な相手になる」との見方も示された。
先発投手陣については、両軍とも健康面の不安が指摘されつつも「現時点ではややドジャース寄り」との意見が優勢。一方でブルペンに関しては、メイソン・ミラーやロバート・スアレスら複数人のハイレベルな投手を揃えるパドレスを全員一致で高く評価した。
■監督力は互角、球場の雰囲気では意見割れる
指揮官の比較では、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は長年の指揮経験と安定した勝率、パドレスのマイク・シルト監督は柔軟な采配と選手起用の巧みさ、チームの士気を高めるコミュニケーション能力が高く評価され、最終的には「引き分け」に。球場の雰囲気については、ペトコパークの圧迫感や盛り上がりを推す声と、ドジャースタジアム独特の雰囲気を称賛する声で意見が分かれた。
ドジャースとパドレスは、今後10日間で6試合を戦う。番組でも「どちらが上回るかは、この数週間で決まる」と、地区優勝争いの行方に大きな注目を寄せた。
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