
卓球の「ヨーロッパ・スマッシュ2025」は現地時間17日からスウェーデン・マルメで本戦が開幕する。グランドスマッシュはWTTシリーズのなかでも高い格付けがされており、レベルの高い争いが予想される。
なかでも世界ランク上位選手が揃う日本女子のシングルスは躍進が期待されており、中国勢との争いに絡めるかが焦点となる。
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■14位長﨑まで6選手が名を連ねる
日本からは世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)をはじめ6選手が女子シングルスにエントリー。14位の長﨑美柚(木下アビエル神奈川)までに6人がひしめいており、分厚い選手層を誇っている。
発表されたドローでは前週の「WTTチャンピオンズ横浜2025」でベスト8に入った早田ひな(日本生命)が金娜英(韓国)との組み合わせに。早田は2回戦で申裕斌(韓国)、3回戦で孫穎莎(中国)と各国のエース格と対戦の可能性があり、強豪がひしめくトーナメントを勝ち上がれるか。
また、張本美はエリザベタ・サマラ(ルーマニア)との初陣を迎えるなか、3回戦で同10位の陳熠(中国)、準々決勝で同3位の陳幸同(中国)と世界トップ10入りする中国勢と対戦の可能性がある。ハナ・マテロワ(チェコ)との初陣を迎える伊藤は準々決勝で孫穎莎や日本の早田が候補に挙がってくる。
上位シードを中国勢が占めているなか、第二勢力として定着している日本勢がそれを崩せるかがスウェーデンでの戦いのカギを握る。はたして、各選手がどのような戦いを見せて最高峰の戦いを勝ち上がれるか。
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