
卓球の「ヨーロッパ・スマッシュ2025」は17日、女子シングルスの1回戦が行われる。世界ランキング11位の橋本帆乃香(デンソーポラリス)は同99位のマルガリタ・ペソツカ(ウクライナ)と対戦する。
今大会に日本勢4番手としてエントリーしたカットマン。世界トップ10入りも視界に入るなか、27歳の快進撃には注目が集まる。
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■横浜では世界女王と対戦
橋本は4月にミキハウスからデンソーポラリスへ所属先を変え、国際大会へ積極的に参戦。同月に「WTTコンテンダー太原」を制すると、世界ランキングを上げてカテゴリーの高い大会へも出場していく。
7月には「USスマッシュ2025」でグランドスマッシュに初出場を果たすと、いきなりベスト8に進出。そして日本初開催となった前週の「WTTチャンピオンズ横浜2025」にも初めて参戦し、2回戦では世界女王の孫穎莎(中国)ともマッチアップした。
世界ランキングを自己最高の11位として迎える今大会でも活躍が期待されるなか、今回のドローでは3回戦で同5位の王芸迪(中国)と当たる組み合わせに。前回の「USスマッシュ」でストレート勝ちを収めるなど橋本が2戦2勝の戦績を誇っており、再び中国トップ勢撃破なるかは興味深い。
さらに、準々決勝まで勝ち進めば第2シードの王曼昱(中国)とも対戦の可能性が。対戦が実現すれば2018年の「ITTFワールドツアープラチナ・中国オープン」以来およそ7年ぶりの戦いとなる。双方の対戦データが少ないなか、現女子卓球界の“2強”のひとりに挑めるかも橋本にとっては焦点となる。
まずは1回戦のペソツカとの試合で確実に勝利を収め、卓球台などの環境にも慣れたいところ。国際大会で充実の時を過ごす27歳カットマンのスウェーデンでの戦いには注目が集まる。
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