
メジャー屈指の三塁手、アレックス・ブレグマン内野手(レッドソックス)を巡り、今オフでのドジャース移籍がささやかれ始めた。米地元メディア『ドジャース・ネーション』をはじめ、複数メディアが伝えている。
◆【速報/動画アリ】大谷翔平、151キロのライナー“右太もも直撃”で苦悶の表情 守りのミス絡み……4回9安打5失点で今季初黒星
■ヤンキース、メッツなどが移籍先候補
『ドジャース・ネーション』は20日(日本時間21日)、「FAとなるブレグマン、ドジャースの最適な補強として評価される」と題し、記事を公開。メジャーを代表するスター三塁手の去就に言及した。
事の発端は、米スポーツメディア『The Athletic』が先日発表したFAランキング。今オフにFAとなる選手の中から上位25人を選出し、ブレグマンを3位に指名した。その際、同メディアは「ブレグマンは今年4000万ドルほど稼いでおり、同額でさらに2年間契約している。しかし、今オフにオプトアウト(契約を破棄)して、さらなる長期契約を求める可能性が高い」と指摘。
その上で「FA市場ではボストンとの交渉が最優先と見られているが、フィリーズ、ヤンキース、タイガース、ドジャース、マリナーズ、さらにはメッツといった複数の優勝を狙うチームにも明らかに適している」と寸評を加えた。
この報道を受けて、多くのメディアが反応。『ドジャース・ネーション』は「ドジャースの三塁手にはマックス・マンシー内野手がいるが、彼は健康を維持するのに苦労しており、来季開幕時には35歳になる。チームがより若く、よりタフな選手を求める可能性は否定できない」と記し、獲得候補としてヤクルトの村上宗隆内野手の名前を挙げた。
■ファンはサイン盗みの過去を許すか
ただ、同メディアは「しかし、(村上もいいが)実績ある生産性という観点から見ると、ドジャースに適している選手がもう1人いる」とし、31歳のブレグマンを推した。
今季のブレグマンはここまで打率.298、16本塁打、52打点、OPS.917を記録。同メディアは「彼は間違いなく球界屈指の三塁手であり、数字上はドジャースに非常に適した選手に見える」と伝えた。
とはいえ、ブレグマンとドジャースファンの相性は最悪。2017年のワールドシリーズ(ドジャースvs.アストロズ)で、優勝したアストロズが捕手のサインを盗んでいたことが後に発覚。ファンは文字通り、世界一の座を「盗み取られた」と怒り心頭。ブレグマンも当時アストロズに所属しており、ルール違反を犯した当事者にあたる。
このため、ドジャースファンがブレグマン獲得に拒否反応を示す可能性は高いが、球団はどのような判断を下すのか。早くも冬のFA市場が注目されている。
◆【速報/動画アリ】大谷翔平、151キロのライナー“右太もも直撃”で苦悶の表情 守りのミス絡み……4回9安打5失点で今季初黒星
◆ベッツ、ロバーツ監督、フリードマン編成本部長が“緊急会談”も……「変化が訪れる気配はない、ファンは失望」と米メディア指摘