
卓球の「ヨーロッパ・スマッシュ」は22日、女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング11位の橋本帆乃香(デンソーポラリス)は同2位の王曼昱(中国)と対戦。ゲームカウント2-4で敗れ、ベスト4進出を逃した。
7年ぶりの対戦となった橋本と王曼昱の戦いを中国メディアも振り返っており、勝利した世界2位がコメントを残している。
◆【実際の映像】橋本帆乃香が7年ぶりの王曼昱戦で見せた激しいラリーの攻防 世界2位のトップ選手も喜びを露わにした試合後の様子
■3回戦では王芸迪に再び勝利
橋本は今大会、2回戦で銭天一をストレートで退けると、3回戦は同5位の王芸迪相手とのラリー戦を3-1で制して7月の「USスマッシュ」に続く勝利。中国勢を連破して、2018年の「ITTFワールドツアープラチナ・中国オープン」以来となる王曼昱との対峙が実現した。
迎えた大一番では第1ゲームから接戦を演じたなか、10-10からの2本を相手に奪われ惜しくもゲームを落とす。中盤以降リードを広げた第2ゲーム、サービスを軸にポイントを重ねた第4ゲームを奪うなど善戦を見せたが、最後は王曼昱に意地を見せられて、激闘の末に敗れた。
中国メディアが日本のカットマンと世界2位の戦いを振り返っており、『捜狐』は「王曼昱が日本卓球界のスター、橋本帆乃香と対戦した。76分間にわたる攻防戦は技術力の勝負であると同時に、意志の強さの勝負だった」と互いに死力を尽くした一戦だったと記している。
それでも、試合後に王曼昱が「今日の橋本選手との試合は非常に難しい試合になることは分かっていた。橋本選手は最近とても調子がよく、スキルが大きく向上していることも理解している」と述べたように、世界トップもその成長を認める。同メディアでも「近年この日本人カットマンは実力を大幅に向上させて、中国チームにとって最も驚異的な選手の一人となった」と称えている。
「USスマッシュ」に続き、スウェーデンでのグランドスマッシュでもベスト8入りした橋本。躍進を見せる27歳カットマンが、中国トップ勢も脅かす存在になりつつある。
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Wang Manyu takes the win 🙌🏻
The biggest test of her stamina as she enters the Semifinal 🤯#EuropeSmash #TableTennis pic.twitter.com/fTffg1enD4
— World Table Tennis (@WTTGlobal) August 22, 2025