
ドジャースの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地ドジャースタジアムでのレッズ戦に「1番投手兼DH」で先発出場。5回87球2安打1失点9奪三振の好投で、2023年8月9日(同10日)以来となる白星を挙げた。
敗れたレッズは、カード3連敗で今季初のスイープ負け。指揮官のテリー・フランコーナ監督は、大谷の圧倒的なパフォーマンスに脱帽。「全てを兼ね備えている」と賛辞を贈った。
◆【動画アリ】今季初白星、大谷翔平の“スタイル変化”に米記者驚き……キャリア最多「1試合カーブ23球」 5回2安打1失点9奪三振
■「あの才能と努力を両立させるのは……」
今季11度目の先発マウンドに上がった大谷は、初回と2回を無失点で抑える上々の滑り出し。3回表にノエルビ・マルテ内野手にソロ本塁打を被弾し先制点こそ許したものの、その後は立て直し、5回87球2安打1失点9奪三振で降板した。
試合はドジャースが1点ビハインドの4回裏、大谷の右前打を皮切りに打線が繋がり一挙4得点。エンリケ・ヘルナンデス内野手の2点適時打などで主導権を握り、大谷降板後もブルペン陣が無失点で繋いで序盤のリードを最後まで守り切った。
1-5で敗れたレッズはカード3連敗で、今季初のスイープ負け。ナ・リーグのワイルドカード圏内まで4.5ゲーム差に後退した。
試合後、取材に応じたレッズのフランコーナ監督は「明日ちょっと休息を取って、気持ちを切り替えてやるしかない」と述べると、今季初白星を献上した大谷について「彼は本当にすごい選手。この前の月曜日だったかな、ブルペンで投球練習していたときも本当に感心した。試合での活躍だけでも十分立派だけど、準備や取り組み全てが凄い。あの才能と努力を両立させるのは容易じゃない。彼は全てを兼ね備えているね」と語り、脱帽しきりだった。
◆【動画アリ】今季初白星、大谷翔平の“スタイル変化”に米記者驚き……キャリア最多「1試合カーブ23球」 5回2安打1失点9奪三振
◆パドレス猛追でワイルドカード争いは混戦模様…ポストシーズンへの道のりをおさらい 日本人所属チームが多数絡む
◆ドジャース、元同僚ラックス凱旋で「チャンピオンリング贈呈」 フリーマンやテオスカーと笑顔のハグ……移籍後は内外野で躍動