
MLB公式サイトは2日(日本時間3日)、「9月には何が懸かっているのか? たくさんのことがある」と題し、レギュラーシーズン終盤を特集した。その中で数々の賞レースにも言及。MVPに関しては、依然として大谷翔平投手(ドジャース)が有利と明言した。
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■「ボンズに続く」
レギュラーシーズンも残すところ1カ月。地区優勝を懸けた戦い、ポストシーズン進出を巡る争い、そして数々の賞レースも決着の時が迫っている。
公式サイトは、今回の特集でMVPにも言及。ナ・リーグに関しては、最終盤を迎えた現在もなお、大谷がリードしていると明言した。
同サイトはア・リーグに関しては、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)とカル・ローリー捕手(マリナーズ)の一騎打ちが「興味深い」とし、“結論”を保留。しかし、ナ・リーグについては「4年連続(2001~04年)で受賞したバリー・ボンズに続き、オオタニが3年連続でMVPを獲得することが有力」とした。
「オオタニは23年にエンゼルスで、そして昨季はドジャースで50本塁打・50盗塁を達成して受賞したが、今季も再び選ばれそうだ。(今週初め時点で)OPS.986、45本塁打、17盗塁をマークしているのに加え、今年は投手としても活躍。防御率4.18、32回1/3を投げて44奪三振を記録しているからだ」とし、二刀流としての完全復活が決め手になると主張した。
■ライバルは3選手
ライバルとしては、本塁打部門トップのカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)のほか、リーグ最多安打のトレイ・ターナー内野手(同)、走攻守揃った“PCA”ことピート・クロウ=アームストロング外野手(カブス)を挙げた。
そのほか、同サイトは記録コーナーでも大谷に言及。「(今週初め時点で)オオタニは驚異の124得点を記録し、次点のジャッジ(110)に14点差をつけている。彼は滅多に見ることができないシーズン150得点に挑戦中で、これは2000年にジェフ・バグウェルが達成して以来、誰も成し遂げていない大記録だ」と記し、今年もまた歴史的な偉業に迫っていることを紹介した。
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