
ドジャースの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地でのパイレーツ戦に「1番DH」で先発出場。今季のサイ・ヤング賞候補筆頭、ポール・スキーンズ投手との対戦が注目されたが、快音は響かなかった。
デーブ・ロバーツ監督はこの試合前、大谷の次回登板についてコメント。当初予定されていた週末の敵地オリオールズ戦ではなく、8日(同9日)に本拠地で行われるロッキーズ戦になると明かした。
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■風邪のような症状で疲労感抜けず
大谷は3日(同4日)のパイレーツ戦で先発登板する予定だったが、体調不良により回避。代役としてエメット・シーハン投手が緊急登板した。
この時の状況について、ロバーツ監督は「ショウヘイはかなり深い咳をしていた。鼻づまりのような症状もあった。とにかく体調が悪かった」と明かした。
ただ、登板回避はあくまで大事をとっての処置で、打者(DH)としてはスタメン続行。順調に回復すれば、投手としても5日(同6日)から始まるオリオールズとの3連戦で先発する予定となっていた。
しかし、同監督は「まだ不快感や疲労感があるようだ」とし、オリオールズ戦での登板も撤回。“投手・大谷”に対し、さらに休養を与えた上で次回登板を週明けのロッキーズ戦までずらすことを決めた。
■日米レジェンドが投げ合いへ
同監督の判断を受けて、米地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』のジャック・ハリス記者は、自身のXを更新。「オオタニの次回先発登板は来週月曜日、ロサンゼルスでのホームゲームになる。そして、クレイトン・カーショー投手は中4日、7日(同8日)の日曜日に繰り上がる」と記し、先発ローテーションの再編を伝えた。
大谷のオリオールズ戦での登板が消滅したことで、同カードのドジャース先発陣も決定。タイラー・グラスノー投手、山本由伸投手、カーショーと続くことが濃厚となった。オリオールズは3戦目に菅野智之投手をマウンドに送る予定となっており、カーショーと日米ベテラン同士の投げ合いが注目される。
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