
ドジャースの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、敵地で行われたオリオールズ戦に「1番DH」で先発出場。菅野智之投手とメジャーで初対決し、初回の第1打席で今季47号ソロ、3回の第2打席で48号ソロを放った。
今季4度目のマルチ本塁打をマークした大谷は2打数2安打3四球2打点と、1試合5出塁と大活躍。チームは5ー2で勝利し、連敗ストップに貢献した。
◆【実際の動画】「ダグアウトに活気が戻った」指揮官が“勝因”に挙げた大谷翔平の47号先頭打者アーチ&連発48号アーチ!
■1試合2発でシュワーバーに1本差
直近4試合で一発が出なかった大谷。この日は初回から5連敗中と苦しむチームを活気付ける豪快な先頭打者アーチが飛び出した。
菅野とメジャー初対決となった第1打席。菅野の2球目のシンカーを捉えると、打球はそのまま右中間スタンドへと着弾。今季47号は、飛距離411フィート(約125.3メートル)、角度23度、打球速度109.8マイル(約176.7キロ)の一発となった。大谷の先頭打者弾は今季12本目で、これは2023年のムーキー・べッツ内野手に並ぶ球団史上最多記録となった。
さらに3回先頭で迎えた第2打席でも、菅野の3球目フォーシームを捉えて右中間スタンドへ運び48号ソロをマーク。この一発で本塁打王を争うカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)と一本差に迫った。
大谷の48号直後には、2番ベッツも今季16号を放つなど打線も活性化。投手陣も先発クレイトン・カーショー投手が5回2/3を投げて8奪三振2失点に抑えるなど好投し、チームは5ー2で勝利。ナ・リーグ西地区2位のパドレスとの差を「1」に広げた。
■熱投を見せたカーショー
A season high of eight strikeouts on Kershaw Day. pic.twitter.com/OwfZYeztbG
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) September 7, 2025
■ロバーツ監督も絶賛「HRで試合をスタートさせたのは大きかった」
試合後にデーブ・ロバーツ監督は「ショウヘイがホームランで試合をスタートさせたのは大きかった。ダグアウトに活気が戻ったのを感じた」と大谷の先頭打者アーチを称賛。「クレイトンはヨシノブの活躍を引き継ぎ、いつものように闘志を燃やしてくれた」と、前日に8回2/3を投げて1安打1失点10奪三振の快投を見せた山本由伸投手にも言及しつつ、生え抜きエースの熱投を評価した。
米メディア『ドジャース・インサイダー』は「悲痛と衝撃的な敗北に満ちた5連敗は終わった」と報道。今回のビジター6連戦で1勝5敗となったチームについて「唯一の勝利は、ショウヘイ・オオタニの打撃力と、クレイトン・カーショーのマウンドコントロールによってもたらされた」と両者の活躍にフォーカスを当てている。
連敗を脱出したドジャースは明日から本拠地でのロッキーズ戦を迎える。地区首位争いと、大谷の本塁打王争いが熾烈を極めるシーズン終盤の戦いから引き続き目が離せない。
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■47号先頭打者アーチ!
Lead it off, Shohei! pic.twitter.com/COyjicWK4f
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) September 7, 2025
■2打席連発48号アーチ!
Shohei and Mookie go back-to-back! pic.twitter.com/BmuBesGZIz
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) September 7, 2025