
プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)は14日、名古屋市・IGアリーナでWBA同級暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と激突する。
注目の一戦を前に、米メディア『ボクシングニュース』は、「イノウエの隙を発見、アフマダリエフが大番狂せを狙う」と題した記事を公開。「イノウエを倒すことは不可能とされてきたが、綻びが生じている」とし、アフマダリエフ陣営のインタビューを掲載した。
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■相手陣営は自信「MJにはすべての資質がある」
同メディアは「アフマダリエフがイノウエに勝利する筋道を見つけた可能性があるーー日本のスーパースターが最近の試合で見せたレアなミスを利用することで」と切り込み、アフマダリエフが下馬評を覆す可能性を報じた。
アフマダリエフのプロモーターを務めるマッチルーム社のフランク・スミスCEOは週末に控えた井上戦について「とても自信がある」と述べ、「イノウエは素晴らしい選手だが、最近の試合では明らかに弱点を見せている」と指摘した。
井上はプロ戦績30勝(27KO)無敗。2022年12月のポール・バトラー戦を最後にバンタム級から階級転向し、2023年5月のスティーブン・フルトン(米国)とのタイトル戦でスーパーバンタム級デビューを果たすと6試合連続でKO/TKO勝利を収めている。
しかし、2024年5月のルイス・ネリ戦ではキャリア初、前戦5月のラモン・カルデナス戦では自身2度目のダウンを喫しており、これらを“弱点”と指摘されたかたちだ。
井上尚弥のキャリア初ダウン
<#プライムボクシング 速報>
井上尚弥 vs ルイス・ネリ1R半ば、ネリの左フックで
井上尚弥がダウン。はたしてこの試合、一体どうなる…!?
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スミス氏は「彼(井上)がこれまで成し遂げたことを軽視することはできないが、MJ(アフマダリエフ)には勝利を掴むためのすべての資質があると、我々は信じている」と語り、新王者の誕生に期待を寄せた。
井上自身も“キャリア最大の敵”と評した30歳サウスポーとの一戦。事前予想では井上有利とされているが、果たして大番狂せは起きるのか。瞬き厳禁の試合となりそうだ。
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