
レギュラーシーズンが大詰めを迎える中、賞レースの行方もかなり明確になってきたようだ。米スポーツ専門局『ESPN』は10日(日本時間11日)、「アワード・ウォッチ」の最終版を公開し、MVP、サイ・ヤング賞、新人王などを巡る最新動向に言及。ナ・リーグMVPに関しては「大谷翔平投手の圧勝」と結論付けた。
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■「この争いを掌握した」
レギュラーシーズンは9月で終わりを告げるため、タイトル争いや賞レースのために残された時間も残りわずかとなっている。
『ESPN』は今回、賞レース予想の最終版を公開。ナ・リーグMVPについては「オオタニが、この争いをほぼ掌握したようだ。4度目の受賞、そして3年連続の受賞をほぼ確実にしている」と記し、勝負は決したと断言した。
同局は今季の大谷について「彼はカイル・シュワーバー外野手のような長打力や本塁打数を保持しつつ、フアン・ソト外野手のような出塁能力も持ち合わせている」と記し、ライバルたちのストロングポイントも全部兼ね備えていると評価した。
■「守備的価値も十分」
さらに「オオタニは投手としても活躍し、36イニング投げて優れた投球(FIP2.17)を積み重ねている。主にDHを務めるシュワーバーやソトが守備指標でマイナス評価を受けているのとは対照的であり、守備的価値も十分に加えている」と続け、守備面でもライバルたちを上回ると訴えた。そして、最後に「(MVPレースは)大谷が圧勝する」と締めくくった。
一方、ア・リーグのMVP争いはアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)とカル・ローリー捕手(マリナーズ)の一騎打ちとなっており、同局は「勝負はまだ続いている」と指摘。最後まで目が離せず、投票も接戦になると予想した。
サイ・ヤング賞に関しては、ア・リーグはタリク・スクーバル投手(タイガース)、ナ・リーグはポール・スキーンズ投手(パイレーツ)の優位は動かないと予想した。
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