
卓球の「WTTチャンピオンズマカオ2025」は12日、女子シングルスの2回戦が行われた。上位進出を狙った日本の中心選手が中国強豪相手に挑んだ。
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■女子勝ち残りは大藤のみに
世界ランキング13位の早田ひな(日本生命)は同2位の王曼昱(中国)とのマッチアップで、日本勢に6年敗れていない日本人キラーとの戦い。そんななか、第1ゲームの7-7から4連続ポイントを奪い早田が先手を取ると、王曼昱に返されて迎えた第3ゲームでも中盤に4連続ポイントで逆転に成功してそのまま11-9と王手をかけた。
6年ぶりの日本勢による勝利が視界に入ったなか、第4ゲームを6-11と落として試合はフルゲームへ。迎えた最終ゲームは中盤に5-5から2点差をつけられると、その後流れは相手に渡ることに。このゲームも7-11で落とし、王曼昱の底力の前に逆転負けを喫することになった。
また、同8位の伊藤美誠(スターツ)も同4位の蒯曼(中国)と世界トップ5に名を連ねる実力者との戦い。第1ゲームからサービスの変化などで揺さぶってきた相手に伊藤は第2ゲーム修正を図り、デュースの末に12-10で1ゲームを奪った。
しかし、第3ゲームに6連続ポイントを奪われるなど、再び蒯曼にペースを握られて伊藤の反撃のペースが緩まる。王手をかけられて迎えた第4ゲームも4-5から6連続ポイントを奪われてゲームカウントは1-3。流れを変えることができずにベスト8進出を逃した。
この結果、張本美和(木下グループ)を下した大藤沙月(ミキハウス)のみが準々決勝に勝ち残り。早田と伊藤の黄金世代は中国トップを崩すことができずに今大会を終えることになった。
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