
「ノジマTリーグ 2025-2026シーズン」が14日、神奈川県のスカイアリーナ座間にて行われ、木下アビエル神奈川はトップおとめピンポンズ名古屋と対戦。マッチカウント4ー0で勝利して今季5勝目(1敗)を挙げた。
第4マッチで起用され、完全勝利に貢献したのが平野美宇。主力が戻っての今季5勝目を主将が振り返っている。
◆【実際の映像】平野美宇、主将が今季初の“4-0勝利”を締めくくる 第4マッチで見せた3球目攻撃と試合後のベンチの様子
■「初めての4-0は嬉しい」
ホーム2連戦目となったKA神奈川は「WTTチャンピオンズマカオ」を戦っていた張本美和がチームに合流し、今季初のメンバー入り。長﨑美柚とチャン・ルイのダブルス、張本美と長﨑のシングルスがそれぞれ力を発揮し、第3マッチで勝利を決めた。
そんななか第4マッチに起用された平野も、木村香純との戦いでチームの流れに続いた。サービス、レシーブともに安定した内容で3ゲームを奪取し、今季シングルスでは6勝目を挙げてチームの4-0勝利に貢献した。
平野は今季ここまでですでにビクトリーマッチを3試合戦うなど、張本美や長﨑といった国際大会を戦うメンバーがいるなか序盤戦を屋台骨として支えてきた。
そんな25歳の主将は、「(今季)初めての4-0でそれはすごく嬉しかったですし、メンバーが揃ったというのもあったので、すごく心強かった」とチームメイトの復帰に喜びを示し、「今日は張本選手が帰ってきたので、私が4番手にいっても大丈夫だろうなと思っていた」と世界ランキングで日本女子最高位に立つ17歳への信頼を口にした。
■中国参戦で「毎回少し強くなる感じ」
平野は5月の世界選手権後に深圳大学の一員として中国超級リーグへの挑戦を果たし、8月29日から9月1日に行われた第3ラウンドでは首位通過(通算9勝1敗)での決勝ラウンドに貢献した。
最高峰の舞台での経験に対し、「3回超級に行かせてもらって、毎回少し強くなっている感じ。この経験がTリーグでも勝ちにつながっている」と手ごたえを明かしつつ、中国超級リーグとTリーグの特徴にも言及。
「中国は(短期間で)一気にやるけれどTリーグは半年くらいかけて長くやっていく。どちらも良さがあるなかで中国は卓球が人気で、とくに(世界1位の)孫穎莎選手は同じチームでその人気を実感する。本当にスターなんだなと感じます」と世界トップ選手の凄みを身近で体感したと明かしながら、「Tリーグの方も盛り上げていけたらいい」と意気込む。
チームは座間市のホーム戦で連勝を飾ることになったが平野は、「思ったより(ホームの)川崎市からは遠かったですけど、やりやすい。チームも2連勝できたので縁起が良かったです」とコメント。チームを開幕から支える25歳がチームの躍動を喜んだ。
◆【実際の映像】平野美宇、主将が今季初の“4-0勝利”を締めくくる 第4マッチで見せた3球目攻撃と試合後のベンチの様子
◆【動画あり】張本美和、初出場で観客魅了の17歳が1勝目に安堵の声 述べた新チームへの想いと課した“全勝ノルマ”
◆【動画あり】長﨑美柚が2点起用で導いたKA神奈川の完全勝利「4-0で勝つことを目標に」 ホームの大観衆に感謝「いつも以上に頑張れた」
#平野美宇 vs. 木村香純
今シーズン初めて勝ち点4がかかった緊張感のある試合になりました。リードされる場面もありましたが、勝ち切りました💪
3-0(11-6、11-8、11-7)
これによりマッチカウント4-0で木下アビエル神奈川が勝利しました!🙌#木下アビエル神奈川 #Tリーグ #卓球 pic.twitter.com/fVafOwsa82
— 木下アビエル神奈川 (@Abyell_Kanagawa) September 14, 2025