ドジャースの大谷翔平投手は16日（日本時間17日）、本拠地ドジャースタジアムでのフィリーズ戦に「1番投手兼DH」で先発出場。5回68球を投げて無安打1四球無失点5奪三振、今季50号アーチを放つなど投打で圧巻のパフォーマンスを見せたが、救援陣が振るわず。序盤のリード守れずに6－9で敗れた。
序盤4点リードからの転落に地元記者らは激しく落胆、救援陣の不甲斐なさに強い不満を示した。
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■自身最速タイの101.7マイルを計測
大谷は初回の立ち上がり、先頭のハリソン・ベイダー外野手を二ゴロ、2番カイル・シュワーバー外野手を見逃し三振に。ブライス・ハーパー内野手を四球で歩かせるも、続く元同僚のブランドン・マーシュ外野手を投ゴロに打ち取って、無失点の滑り出しを見せた。
大谷は2回以降も、危なげない投球でフィリーズ打線を翻弄。フォーシームが自身最速タイの101.7マイル（約163.6キロ）を計測するなど、計7球種を巧みに投げ分け、強力フィリーズ打線を5回無安打1四球無失点5奪三振と抑え込んだ。
■反撃の口火切る50号アーチも……
ところがドジャースは、大谷降板直後の6回表に2番手ジャスティン・ロブレスキー投手が炎上。瞬く間に5点を失い、4点あったリードは消滅。大谷の勝ち投手の権利も霧散した。
打者として出場を続けた大谷は終盤8回裏、今季50号アーチを放って同点劇にも一役買ったが、6番手のブレイク・トライネン投手が決勝アーチを被弾。ブルペン陣が崩壊したドジャースは6－9でフィリーズに敗れた。
米メディア『ドジャース・ネーション』のノア・カムラス記者は、「オオタニは5回まで無安打に抑えていたが、デーブ・ロバーツ監督が68球で降板させた。代わったロブレスキーが5者連続安打を浴びて、ドジャースのリードはなくなった。本当に無残だ」と、自身のXに投稿。報われない好投を嘆いたが、終盤の本塁打もまた実ることはなかった。
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