
ドジャースは18日(日本時間19日)、クレイトン・カーショー投手が今季限りで現役を引退すると発表。同日に記者会見を行った。ドジャース一筋18年でここまで通算222勝を挙げてきたレジェンド左腕が自らそのキャリアに終止符を打つことを決めた。
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■20日のジャイアンツ戦がシーズン最終登板
37歳のカーショーは2008年にメジャーデビュー。3年目に初の2桁勝利を挙げると、2011、13、14年にサイ・ヤング賞を獲得するなどメジャーを代表するサウスポーに。23年には200勝、今季は3000奪三振を達成するなど、通算222勝96敗で防御率2.54、3039奪三振と華々しい数字を残してきた。
そんなレジェンド左腕の引退をMLB公式も報じており、「レジェンド・カーショーが今シーズン後に引退」と題した記事で詳細を報道。カーショーがかねてからドジャース一筋で引退したい意向を明かしていたことを伝えている。
記事内ではカーショーが今春残していたコメントを紹介しており、「キャリアを通じて一つの球団に所属できることの意味を十分に認識できていないこともある」と語った左腕は、「あらゆるスポーツ界でそれを成し遂げた人たちを見れば、それは本当に特別なことだと分かる。その想いを忘れたくない。どれだけ長くても、キャリアを通してここにいることは私の目標である」とドジャース一筋を貫くことの重要性を説いていた。
米スポーツ専門局『ESPN』は、カーショーの引退会見の様子を伝えるとともにデーブ・ロバーツ監督の談話を紹介。「彼はこの世代で最高の投手だと思います」と切り出した指揮官は「素晴らしい投手はたくさんいる。ただ、彼ほど競争心が強い選手は見たことがありません。責任感が強く一貫性もある」と絶賛。「10年間彼を指導して、そばにいられたことを幸運に思います。彼は自分の意思でチームを去る権利を得ることになりました」と自らのキャリアに終止符を打つ37歳へ惜別の言葉を送っている。
今季も20試合に登板し、10勝2敗、防御率3.53の成績を残すカーショーは、19日(同20日)のジャイアンツ戦でレギュラーシーズンでは最後の登板を果たす。数々の栄光に彩られてきたサウスポーが、本拠地ドジャースタジアムのファンが見守るなか、どのような雄姿を見せるのか。
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