
JRAは19日、第71回オールカマー(GII、中山芝2200m)の枠順を発表した。
有馬記念勝ち馬のレガレイラは4枠4番、待望の重賞初Vを狙うドゥラドーレスは7枠9番、大阪杯3着のヨーホーレイクは6枠7番から発走する。
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■内有利が顕著
過去10年、複数勝利しているのは2枠と3枠で、ともに2勝。他の枠もすべて1勝ずつ挙げているが、連対数で見ると、1枠が【1.5.0.6】連対率50.0%、2枠が【2.2.1.10】同26.7%、3枠が【2.1.1.11】同20.0%と内めの枠に集中。続くのが4枠で【1.1.1.13】連対率12.5%。5枠は【1.0.4.13】と外に行くほど厳しい傾向だ。Cコース替わり、外回りコースという条件により、距離ロスを避けて通れることが影響していると考えられる。
また今年は11頭立てに収まった本レース。過去10年で15頭以上が5回、13頭以下が5回。13頭以下だった5回を見ると、2桁馬番は【0.0.0.11】と全滅。一方、1番枠が【0.4.0.1】連対率80.0%と内優勢が顕著になる。コスモキュランダは絶好枠を手にした。
1~3枠が全滅した年は過去10年で1回のみ。他9回において毎年連対を果たしており、さらの少頭数となれば、軸は内から選ぶのがマストだ。また1~3枠のうち、当日逃げ、先行馬が【3.4.1.7】、中団の差し馬も【2.3.0.10】と結果を出ている。なお、追い込み勢は【0.1.1.10】と劣る。
人気別に見ると、1~3番人気【5.7.4.14】のうち、1~3枠が【3.5.1.2】連対率72.7%、回収値も単複ともに120を超える数字を記録。それ以外の枠だと【2-2-3-13】連対率21.1%と安定感を欠き、回収値は単勝21、複勝58と、馬券内こそあるが買いづらい。
4~9番人気【5.2.5.48】においては、1~5枠が【3.2.5.22】複勝率31.3%、回収値は単複ともに110超をマークしており、4枠より外の人気馬を買うより妙味がある。少頭数の4番枠であれば、中山で良績を挙げるレガレイラの好走は堅そうだが、先に挙げたコスモキュランダはじめ、ホーエリート、リビアングラス、クロミナンスに食指が動く。
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