
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は19日(日本時間20日)、ジャイアンツ戦の開始前に取材対応し、救援右腕マイケル・コペック投手が15日間の負傷者リスト(IL)に入ると発表した。直近2試合で失点しており、今季3度目のIL入りとなる。現在ブルペン陣は精彩を欠いており、“代役”としてマイナーで調整中の佐々木朗希投手に期待する声が高まっている。
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■指揮官「コペックは問題を抱えている」
ロバーツ監督はコペックをILに入れた理由について、「これまでの投球を見てきて、一貫性に欠けている。彼は身体的にいくつか問題を抱えている。もちろん投げられないわけではないが、彼が持つ本来の基準には達していない」と指摘。その上で「リセットして、体が整えばポストシーズンに間に合う可能性もある」とした。
今季のコペックは、肩のケガにより開幕から離脱。6月に合流したものの、7月には右膝の炎症で再びIL入りし、手術も受けた。今月に入って再復帰したものの、コントロールがままならず、不安定さを露呈。復帰後は6試合に登板して防御率6.75となっていた。
とりあえず、チームはウィル・クライン投手を昇格させたが、ポストシーズンへ向けては現在マイナーで調整中の佐々木やブロック・スチュワート投手の復帰も予想されている。
■復帰の可否は次回登板を見て判断
米メディア『CLUTCH POINTS』は、今回のロースター変更を受けて「ロバーツ監督はポストシーズンでコペックを欠く可能性があるものの、他にも候補はいる。ササキだ。彼は3Aのオクラホマシティでリリーフ登板を果たした。もし順調に進めば、ブルペン陣の中でコペックの代役としてメジャーに復帰する可能性がある」とした。
また、MLB公式サイトのドジャース番、ソニア・チェン記者も「ササキは10月の戦いにおいて、リリーフ起用が検討されるべき武器だ」と主張した。
佐々木は18日(同19日)の登板で、日米通じて初のリリーフを経験。5回から3番手で登板し、1回を無安打無失点、1四球2三振に抑えた。最速は100.1マイル(約161.1キロ)をマークし、上々の“救援デビュー”を果たしていた。
佐々木とスチュワートは21日(同22日)に再度マイナーで登板する予定で、ロバーツ監督は「その投球を見て、今後について球団と協議する」と明言。苦しむブルペンを救うのは誰なのか、ポストシーズンのキーパーソンとなる可能性が出てきた。
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