
28日に中山競馬場で行われる第59回スプリンターズS(GI、中山芝1200m)には、昨年の覇者ルガル、一昨年の覇者で本レース2勝目を狙うママコチャ、今年の高松宮記念を制したサトノレーヴ、香港からの大物刺客ラッキースワイネスなどが出走予定。
ここでは、過去10年から予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■王道ローテは4勝を挙げるセントウルS組
成績をみると、前走セントウルS組の4勝が最多。以下、北九州記念、安田記念組の2勝と続く。しかし今年はその二組からの出走馬はゼロ。今回は最多勝利のセントウルS組を中心に深堀りする。
セントウルS【4.4.1.44】北九州記念【2.1.1.18】安田記念【2.1.1.5】高松宮記念【1.1.0.2】CBC賞【1.1.0.1】キーンランドC【0.1.5.37】ヴィクトリアマイル【0.1.0.1】朱鷺S【0.0.1.1】パラダイスS【0.0.1.0】
上記の通り、最多勝利はセントウルSの4勝。2021年にピクシーナイトがこのローテーションで勝利を収めており、昨年はトウシンマカオがスプリンターズSを2着。タワーオブロンドンやファインニードルはセントウルS→スプリンターズSと連勝を飾っていた。
なお、セントウルSで3着以下だった馬の成績は【1.0.1.31】と不穏な数字が出ている。唯一の勝ち馬ストレイトガールは同年のヴィクトリアマイルを制したGI馬であり、非GI馬に限定すると【0.0.1.24】。今年は人気上位が予想されるトウシンマカオが該当しており、データに従うのなら慎重な評価が必要なのかもしれない。
また、セントウルSで1着だった馬の成績が【2.3.0.5】で勝率20.0%、連対率、複勝率ともに50.0%と安定。今年は上記のトウシンマカオらを下したカンチェンジュンガが該当しており、連続好走への期待がかかる。
■香港の刺客の取捨は
今年は昨年と同じく香港からラッキースワイネスが参戦する。2023年に香港スピードシリーズ(香港短距離三冠)を達成している強豪で、今年は未だに勝ち星を挙げられていないが前走のHKSARチーフエグゼクティブズカップで2着と復調傾向にある。しかし、過去にスプリンターズSに出走した香港馬の前走データに注目すると、
HKSARチーフエグゼクティブズカップ【0.0.0.1】プレミアカップ【0.0.0.2】シャティンヴァーズ【0.0.0.1】クリスフライヤーインターナショナルスプリント【0.0.0.1】
計5頭が出走しているものの全頭が馬券外。レベルが高いとされる香港馬も近年の本レースに限っては苦戦傾向にあるようだ。このデータ通りならラッキースワイネスにとっては逆風となるデータだ。
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