
ドジャースの佐々木朗希投手は24日(日本時間25日)、メジャー昇格が発表された。同日、敵地にて行われるダイヤモンドバックスとの第2戦前にデーブ・ロバーツ監督が発表した。
現地メディアも各所で佐々木のメジャー復帰を報道。MLB公式サイトは「ササキの球速と投球内容が維持できれば、ブルペンの穴を埋める可能性は十分だ」としつつも「経験の浅いササキにそれを期待することが妥当かは別問題だ」とし、復帰後の“課題点”を指摘した。
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■リリーフとして4カ月ぶりのメジャー復帰
右肩のインピンジメント症候群で負傷者リスト(IL)入りし傘下3Aのオクラホマシティの一員として、リハビリ登板を続けていた佐々木がついにメジャー復帰だ。
ロバーツ監督は試合前に「ロウキは今夜復帰する。彼は救援陣に入ることになるだろう」と救援としてメジャー復帰することを明かした。
ドジャースはブルペン陣の乱調により試合後半に逆転を許して黒星を喫するケースが増えている。MLB公式サイトはそんなブルペン陣の絶不調について「チームは解決策を見つけるべく、型破りな作戦に出た」と佐々木の復帰を報道。
ドジャースは佐々木が救援の役割を担うことを期待しているとし、「メジャーリーグでルーキーイヤーを締めくくる唯一の明確な道は、右腕ブルペンへの転向だった」とし、日米プロキャリア初のリリーフ配属ことを伝えた。
■最大の課題は「リリーフ登板のペース」
佐々木は2度のリハビリ登板を行い、どちらも1回無失点に封じているほか、球速も戻りつつあり、18日(同19日)は最速100.1マイル(約161.0キロ)、21日(同22日)には最速97.9マイル(約157.6キロ)をマークしている。
一方で、MLB公式は「経験の浅いササキ(の救援登板)に期待できるかは別問題だ」と指摘。最大の課題として「リリーフ登板のペース」を挙げた。
佐々木はドジャースに移籍後、週1ペースでのローテーションを維持していた。また、3Aのオクラホマシティでの最終登板は2日間の休養を挟んでの登板だった。
しかし、公式は「ドジャースは彼をそのスケジュールに留めようとするかもしれないが、プレーオフ(PO)では役割と起用法に関してより流動性が必要になることが多い」とし、投球機会が増える可能性があることへの懸念を示している。
佐々木は“課題”を乗り越えPOで好投することができるのか。
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