
過去10年、1人気は4勝3着2回であり、2020年のグランアレグリアを最後に現在4連敗中。一方、6番人気以下は2勝2着4回3着6回と伏兵の台頭が目立ち、昨年は9番人気のルガルが制し波乱を演出した。
今年は高松宮記念との春秋制覇を狙うサトノレーヴを中心に、スプリント路線のトップクラスが集結したが、伏兵陣も多士済々。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「ヨシノイースター」を取り上げる。
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■ヨシノイースター
有力馬のほとんどが真ん中の枠に入り安堵の声が聞こえる一方、昨年の覇者ルガルが8枠15番、妙味を感じていたウインカーネリアンが8枠16番に入った。
そこでやはり注目は内枠の馬。過去10年、1~3枠は4勝2着4回3着8回を誇り、近2年こそこの枠からの好走は人気馬だが、2022年には1枠の8番人気ジャンダルムがインからするりと抜け出し戴冠。2021年に1枠の10番人気シヴァージ、18年は1枠の13番人気ラインスピリット、16年は2枠の9番人気ソルヴェイグが3着、15年は2枠の11番人気サクラゴスペルが2着、3枠の9番人気ウキヨノカゼが3着と激走した。穴を狙うならシンプルに内枠だ。
ピューロマジックは最内枠だとレースの組み立てが難しくなり、ならば狙いは1枠2番の同馬。中山芝1200mは4戦し【2.0.1.1】。馬券外も昨年のオーシャンSでトウシンマカオから0秒2差の4着と見せ場を作っており、コース適性は申し分なし。
2走前・北九州記念は大外18番からハンデ58.0キロで半馬身差の2着は負けて強し。前走・セントウルSは3角で他馬に寄られ流れに乗れなかったシーンがあり、それで勝ち馬から0秒4差なら7着という着順ほど悲観する内容ではない。ジャンダルムやシヴァージのイン突きが叶うこの枠と脚質なら、見せ場以上の一発ありと見た。
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