【スプリンターズS/全頭診断】“絶好の買い時”訪れた「3.1.1.0」該当6歳馬 モレイラ騎乗サトノレーヴに全幅の信頼は…… | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【スプリンターズS/全頭診断】“絶好の買い時”訪れた「3.1.1.0」該当6歳馬 モレイラ騎乗サトノレーヴに全幅の信頼は……

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【スプリンターズS/全頭診断】“絶好の買い時”訪れた「3.1.1.0」該当6歳馬 モレイラ騎乗サトノレーヴに全幅の信頼は……
【スプリンターズS/全頭診断】“絶好の買い時”訪れた「3.1.1.0」該当6歳馬 モレイラ騎乗サトノレーヴに全幅の信頼は…… 全 1 枚 拡大写真

今週は中山競馬場で、第59回スプリンターズS(GI、芝1200m)が行われる。難解を極めるスプリント戦線に16頭の精鋭が集結した。

ここでは馬券検討のヒントとして、出走馬16頭の全頭診断を行う。

◆【スプリンターズステークス2025予想/追い切り診断】“過去イチ”レベルの精神状態に最高評価「S」 3年前の自己ベストに迫る猛時計で「直線一気のVへ」

■スプリンターズステークス2025 出走予定馬全頭診断

・1枠1番 ピューロマジック

前走アイビスサマーダッシュを制した馬。ピューロマジックという馬のイメージ×直線競馬の性質から影をも踏ませぬ逃げ切りを想像してしまうところだが、11番手から上がり3F最速での勝利には驚かされた。昨年の本レースは8着も、600m通過32秒1の超ハイペース逃げで勝ち馬と0秒5差なら及第点。何らかの印は必要か。

・1枠2番 ヨシノイースター

北九州記念好走後に臨んだ前走セントウルSは7着。こちらも高速馬場が合わない印象があり、上位進出は難しい注文と言えそうだ。

・2枠3番 ダノンマッキンリー

年明け以降の3戦は馬券内がなく、今回出走する馬の多くに先着を許してしまっている。強調材料は乏しい。

・2枠4番 ママコチャ

隔年制覇を狙う一昨年の覇者が今年も参戦。やや精彩を欠くシーズンだった昨年と比べて今年は1200-1400mかつGIでも馬券外がなく、ここにきて安定感が増してきた印象だ。叩き2戦目は【4.0.1.1】馬券内率83%と安定。3年連続参戦での鮮度”は気がかりも、ノーマークにはできない。

・3枠5番 カンチェンジュンガ

8番人気の低評価を覆す勝利を飾った前走セントウルS。オープンクラスでは良績に乏しかったスプリント戦で、GI連対馬2頭を下したのだからフロック視するには早いだろう。お世辞にも中山適性が高いイメージは湧かないものの、押さえ評価に一考。

・3枠6番 ナムラクレア

本レースは4年連続での参戦。勝手知ったる舞台で2度の3着は立派と言えるが、今年に入り、テンにいけない脚質がより顕在化している点は気がかりだ。3着のゾーンなら一考しても良いと思うが、連対以上を望むのは簡単ではないだろう。

・4枠7番 サトノレーヴ

春競馬は高松宮記念1着、海外GIで2戦連続2着と大幅にステップアップ。世界水準のスプリント能力を証明している点は大きなアドバンテージと言えるだろう。J.モレイラ騎乗も心強い限りだが、懸念点を挙げるとすればロードカナロア産駒が本レースで【0.1.1.12】と勝ち切れていないことか。現状では期待と不安が同居する1頭との判断だ。

・4枠8番 ペアポルックス

夏競馬を3戦したのちにGI参戦。強行ローテの背景には賞金加算があったと思われるが、結果的に勝ち切れなかったのは誤算と言わざるを得ない。前走2着以下からGIに臨んだキンシャサノキセキ産駒は【0.0.0.19】。上積みを望むのは酷に映る。

・5枠9番 ドロップオブライト

前走京成杯AHは11番人気2着と激走。引き続き中山で走れる点は魅力も、今回はスプリント路線のスペシャリストが順調なローテーションで臨む一戦だ。馬券内突入は至難の業か。

・5枠10番 ラッキースワイネス

かつては香港最強級の力を誇った馬。前走は現・香港最強馬にあたるカーインライジングの2着と自力は健在も、2024年以降のGIでは【0.0.0.3】と精彩を欠いてしまっている。オール野芝への対応力も含め、大きく評価を上げるには至らない。

・6枠11番 トウシンマカオ

昨年2着からリベンジを期する古豪。今年は高松宮記念4着、京王杯SC勝利といずれも昨年の同レースを上回る結果を残しており、いまがキャリアピークといって差し支えないだろう。右回りの急坂芝1200mは【3.1.1.0】、坂路の最終追いは6歳にして自己ベスト更新と条件は申し分なし。軸馬候補として評価したい1頭だ。

・6枠12番 ヤマニンアルリフラ

前走CBC賞は12着と惨敗。高速馬場への対応力に疑問が残る点から、ここも厳しい戦いが予想される。

・7枠13番 ジューンブレア

近2走は重賞で勝ち馬と僅差の2着。特に前走CBC賞はスタート後に外枠の快速馬たちに前をカットされるようなところがあり、不完全燃焼のレースだった。中山芝1200mは【3.0.0.0】の得意舞台。もう少し内めの枠なら良かったのだが……。

・7枠14番 カピリナ

この馬の特徴はわかりやすい。芝で3枠以内時の成績【4.0.0.0】に対し、4枠より外に入った際の成績は【0.0.2.1】。枠なりにインで上手く立ち回ることで上位進出の可能性が高くなるタイプだ。ここも評価の基準は枠。この枠は厳しいと言わざるを得ない。

・8枠15番 ルガル

連覇を狙う昨年の勝ち馬。当時は600m通過32秒1の超ハイペースを3番手追走から押し切る強い競馬も、その後は結果が伴わないレースが続いている。とはいえ近3走を紐解くと、3戦中2戦が海外競馬で高松宮記念は【0.0.1.2】と良績に乏しい左回りの芝。参考外と捉えられるし、得意の高速馬場が見込める点から軽くは扱えない1頭だ。

・8枠16番 ウインカーネリアン

前走キーンランドCは1番人気5着。斤量差があったとはいえ、条件戦を勝ち上がったばかりの3歳牝馬2頭に先着を許したレースぶりには不満が残る。当時から1キロの斤量増でもあり、厳しい印象は否めない。

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Winsightより一部編集・転載(2025年9月25日 18:00公開の記事

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在は競馬メディア『Winsigh』で予想コラム執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。

《SPREAD》

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