
メッツのフアン・ソト外野手は26日(日本時間27日)、敵地ローンデポパークに「2番右翼」で先発出場。初回と3回表で2つの盗塁を決め、今季38個に到達。ナ・リーグ盗塁王争いでオニール・クルーズ内野手(パイレーツ)に並んでトップに立った。
昨季まで年間12盗塁が最多だったソトが、過去最高を大幅に更新するパフォーマンスで大変身。球団史上初の「40本塁打、40盗塁」もついに視界に捉えた。
◆地区優勝のドジャース、昨季と別物「勝率3位が背負う」プレーオフのハンデ ワイルドカードシリーズの対戦相手は……
■移籍1年目に足でも貢献
メッツは初回、フランシスコ・リンドーア内野手の31号先頭打者アーチで先制すると、続くソトが中前打で出塁。今季37個目の盗塁を決め、ピート・アロンソ内野手の左前適時打で生還した。さらにソトは3回表にも左前打で出塁し、38個目の盗塁。ナ・リーグ盗塁王争いでついにトップのクルーズに並んだ。
MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』によると、ソトの走力を示す「スプリントスピード」はメジャー全体の下位12%に留まっており、決して足が速い選手ではない。持ち前の野球センスで巧みに数字を積み重ねている。
メッツの「40-40」達成者は過去におらず、カルロス・ベルトランが別々の年に40本塁打と40盗塁をそれぞれ達成したのみ。今季チームに加入したソトが、意外なかたちで球団史上初の金字塔を打ち立てようとしている。現在、エリー・デラクルーズ内野手(レッズ)が37盗塁、トレイ・ターナー内野手(フィリーズ)も36盗塁で追っている。残り2戦でタイトル獲得なるか。
◆地区優勝のドジャース、昨季と別物「勝率3位が背負う」プレーオフのハンデ ワイルドカードシリーズの対戦相手は……