
10月5日に東京競馬場で行われる第76回毎日王冠(GII、東京芝1800m)には昨年のマイルCS2着のエルトンバローズ、日本ダービー4着のサトノシャイニング、昨年の二冠牝馬チェルヴィニアなどが出走予定。
ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■前走安田記念組が最有力だが……
1、2着ともに最多の輩出は3勝、2着4回の前走安田記念組。続いて前走日本ダービーが3勝、エプソムC組が2勝といった成績。その他は中山記念、ラジオNIKKEI賞組が1勝ずつ挙げていて、中でも東京重賞組が多く好走している傾向にある。
安田記念【3.4.3.13】日本ダービー【3.1.0.4】エプソムC【2.2.1.6】中山記念【1.0.1.0】ラジオNIKKEI賞【1.0.0.2】宝塚記念【0.1.1.8】札幌記念【0.1.0.6】函館記念【0.1.0.1】新潟記念【0.0.1.8】新潟大賞典【0.0.1.1】関屋記念【0.0.1.2】中京記念【0.0.1.1】
今年は2勝を誇るエプソムCからの出走馬がおらず、日本ダービー、安田記念の東京GI組を中心に掘り下げていく。
最多勝利を誇る前走安田記念組は【3.4.3.13】の成績。過去10年で3勝、連対率30.4%、複勝率43.5%を記録していた。今年はロングランが出走予定。しかし、好走歴があるのは1着【0.3.1.1】、2着【1.1.0.1】、3着【3.0.1.1】と全て馬券内組であり5着以下の成績は【0.0.0.10】。ロングランの前走成績は13着でこのデータ通りならロングランにとっては逆風となる。
■前走日本ダービー組の取捨
一方、わずか8頭の参戦ながら3勝、2着1回と連対率5割の前走ダービー組は、3勝の内訳がサリオス、ダノンキングリー、シックスペンスの3頭。その内サリオスとダノンキングリーはともに日本ダービー2着で、18年2着のステルヴィオもダービー8着だが、皐月賞では4着と皐月賞では4着とクラシック戦線で世代上位の力を証明した。
今年の前走日本ダービー組は4着のサトノシャイニングが出走予定。1800mの実績もあり、馬券に絡む可能性は高く押さえておきたい一頭だ。
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