
卓球の「チャイナスマッシュ2025」は2日、本戦5日目が行われる。中盤戦を迎え日本勢の活躍が光るなか、注目のカードが続々実現する。
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■張本と大藤が注目対決
女子シングルスで実現するのが注目の同士討ち。世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は、同10位の大藤沙月(ミキハウス)との3回戦に挑む。WTTシリーズではここまで2勝2敗で、直近の対戦では大藤が勝利している。ベスト8へ勝ち進むのはどちらか。
また、男子シングルスで奮闘が目立つのは松島輝空(木下グループ)、宇田幸矢(協和キリン)のサウスポー2人。予選から勝ち上がった濵田一輝(静岡ジェード)とともに3回戦へ臨む。松島は世界ランキング6位の梁靖崑(中国)、宇田は同5位のトルルス・モーレゴード(スウェーデン)と実力者が相手だが、今大会の勢いのまま8強入りを果たせるか。
さらに夜の部では、女子2選手がシングルスで注目の大一番に挑む。同13位の早田ひな(日本生命)は同2位の王曼昱(中国)、同11位の橋本帆乃香(デンソーポラリス)は同5位の王芸迪(中国)との3回戦に臨む。早田は国際大会で過去0勝3敗、橋本は3勝0敗の戦績を持つ。世界トップ5と戦う日本女子の戦いに注目が集まる。
それぞれ勝利すれば上位争いに絡んでくるだけに、各選手の3回戦はカギを握る一戦となる。中国の地で奮闘を続ける日本勢がさらなる快進撃を見せられるか。
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