
卓球の「チャイナスマッシュ2025」は2日、女子シングルス3回戦が行われる。世界ランキング11位の橋本帆乃香(デンソーポラリス)は、同5位の王芸迪(中国)と対戦する。
今季の国際大会で目覚ましい活躍を見せる橋本。27歳のカットマンは中国の強豪と今年3度目の対戦を迎える。
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■中国でも日増しに強まる警戒
橋本は世界ランキングを自己最高の11位に更新し、グランドスマッシュやチャンピオンズといった最高峰の舞台も経験。後期から日本卓球協会ナショナルチームのメンバーに選出され、期待を集めている。
今大会では、1回戦でアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)に3-1で勝利。2回戦では杜凱琹(香港)をわずか5失点で圧倒し、3-0のストレート勝ちで突破した。
8強入りをかけて戦う王芸迪には、これまで3戦3勝と相性抜群。今年7月の「USスマッシュ」で3-1、8月の「ヨーロッパ・スマッシュ」では3-0と連勝。2018年の初対戦から「勝率100%」を維持している。
過去の対戦では、橋本の粘り強いカットからの攻撃に王芸迪が苦しみ、中国メディアもその脅威を報じてきた。アウェイでの一戦でも、橋本が同じ戦いを見せられるかに注目が集まる。
この試合に勝利すれば、準々決勝では世界ランキング1位の孫穎莎(中国)との大一番。世界女王への挑戦権をかけた戦いとなる。果たして快進撃を続ける橋本が、王芸迪との対戦成績をさらに伸ばせるのか。
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