
総合格闘技大会「UFC320」は4日(日本時間5日)、米国・ラスベガスのT-Mobileアリーナにて開催。
メインマッチのライトヘビー級タイトルマッチでは、38歳の前王者アレックス・ペレイラ(ブラジル)が王者マゴメド・アンカラエフ(ロシア)との約7カ月ぶりのダイレクトリマッチをわずか80秒のTKOで制して王座奪還に成功した。
◆【実際の映像】38歳ペレイラ、“戦慄”の80秒TKO勝ちで王座奪還! 元RIZIN・UFC王者のプロハースカもリングサイドで感涙……
■元RIZIN王者に敬意も「ものすごく礼儀正しい」
ペレイラは今年3月に同級1位だったアンカラエフと初対戦。2ラウンド終盤に左フックを効かされ劣勢となり、5R判定3ー0で王座陥落した。
約7カ月後に行われたダイレクトリマッチではペレイラが圧倒。タックルに来たアンカラエフを上から抑え込み鉄槌を振り下ろした。防戦一方となったアンカラエフに肘を連打し、レフェリーストップ。再戦はわずか80秒で決着し、ペレイラがタイトル戦6度目のKO勝ちでベルトを奪取した。
現地メディア『BLOODY ELBOW』によると、タイトル戦で6度目のKOは、元UFC世界ミドル級王者で殿堂入り選手のアンデウソン・シウバ(7度)に次ぐ史上2人目の快挙。ペレイラはプロ戦績を13勝(11KO)3敗とした。
なお、このKO劇を現地観戦していた元RIZIN・元UFC世界ライトヘビー級王者のイリー・プロハースカ(チェコ)がリングサイドで涙したことも話題となった。
ペレイラは2023年、24年に2度プロハースカとタイトルをかけて対戦し、どちらも2ラウンドTKO/KO勝ちを収めている。試合後のインタビューでは「メディカルチェックの時にイリーが挨拶に来た。本当にリスペクトだよ。イリーはものすごく礼儀正しい。勝ちつために殴り合う俺たちだけど、そこにはリスペクトがあるんだ」とプロハースカの対応に称賛の言葉を惜しまなかった。
イリーの動画を見たファンからは「ペレイラを倒して王者に返り咲くしか考えてない漢の熱い涙」「これそれでこそ俺の認めた男って感じだったのか」「このSAMURAI熱い漢すぎる」などのコメントが寄せられた。
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ペレイラ、“戦慄”のKOシーン!
ALEX PEREIRA DID THAT 🏆 #UFC320 pic.twitter.com/4kE5vcxN0L
— ESPN (@espn) October 5, 2025
元RIZIN・UFC王者で好敵手のイリーが感涙……
Jiri Prochazka was brought to tears after watching Alex Pereira’s knockout 😭 pic.twitter.com/QFJ2eHDXLA
— Happy Punch (@HappyPunch) October 5, 2025