
ヤンキースは5日(日本時間6日)、敵地でブルージェイズとのア・リーグ地区シリーズ第2戦に臨み、7-13で連敗を喫した。
先に3勝したチームが勝ち進む同シリーズで崖っぷちヤンキースだが、試合後には主砲のアーロン・ジャッジ外野手が「前にもこんなことがあった」「ただ出場して自分たちの仕事をするだけだ」と2017年のポストシーズン(PS)を例に挙げ、前向きな姿勢を貫いた。
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■「自分たちの仕事をするだけ」と自信
9月のレギュラーシーズンは8連勝といい形で締めたヤンキース。しかし、ブルージェイズとの地区シリーズでは4日(同5日)の第1戦で1ー10と大敗、この日の第2戦でも7ー13と2試合連続で2桁失点を許し後がない状況に追い込まれている。
崖っぷちの現状についてジャッジは「僕たちは1年中、何度も追い詰められて、厳しい状況に立たされてきた。ワイルドカードシリーズ(WCS)では初戦で負けて、2試合連続で敗退がかかった試合を戦った。シーズン終盤もそんな感じだった」と今シーズンとWCSを回顧。
「地区優勝を追いかけていた。最後の最後まで、一試合一試合勝たなければならない状況だった。だから、自分たちらしい野球に戻って、相手にプレッシャーをかければ、何が起きるかわからない」と劣勢にも前向きな姿勢を貫いた。
さらにジャッジは2017年のPSにも言及。同年、ワイルドカードを勝ち抜き中地区1位のインディアンズと対戦したヤンキースは、敵地で最初の2戦を落とした(4ー0、9ー8)が、その後ホームで2連勝。最後の敵地戦でも勝利し、後がない状態から3連勝して地区シリーズを突破した。
ジャッジは「ここにはワールドシリーズに行った選手もいるし、シーズンを通してずっと追い詰められてきた厳しい瞬間を経験した選手たちがいる。だから僕たちはただ出場して、自分たちの仕事をするだけでいい」と自信を語った。ジャッジは2試合連続でマルチ安打をマークするなど、7打数4安打1打点2四球を記録している。
勝負の第3戦は7日(同8日)、本拠地ヤンキー・スタジアムで開催される。果たして17年以来の大逆転劇は見られるか。
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