
ア・リーグ西地区のマリナーズは10日(日本時間11日)、本拠地T-モバイルパークでのタイガース戦に勝利。地区シリーズの対戦成績を3勝2敗とし、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。
同点の延長15回裏に、ホルヘ・ポランコ内野手のサヨナラ適時打で決着。満員の地元で、最終戦までもつれた4時間58分の激戦を制した。
◆【実際の動画】先発投手をつぎ込む総力戦にマリナーズがサヨナラ勝利!延長15回の激戦を制して、リーグ優勝決定シリーズに進出!
■序盤は両先発が好投、僅差の展開に
2勝2敗のタイで迎えた第5戦は、ジョージ・カービー投手とタリク・スクーバル投手、両先発が試合を作り、その後のブルペン陣も好投する長時間の激闘となった。
マリナーズは両チーム無得点の5回裏、ジョシュ・ネイラー内野手の二塁打と盗塁で好機を作ると、ミッチ・ガーバー捕手の犠飛で先制点。投げてはカービーが5回途中まで無失点で凌ぐも、2番手ゲーブ・スパイアー投手が捕まり、ケリー・カーペンター外野手に2ランを浴びてリードを奪われた。
1点を追う7回裏、2死一、二塁でマリナーズは代打レオ・リバス内野手の適時打で同点に追いつき延長戦へ突入。
■4時間58分、延長15回の死闘に決着
マリナーズは10回表から、エース右腕のローガン・ギルバート投手を投入。さらに、ブルペンのエドゥアルド・バザード投手、ローテーションの一角ルイス・カスティーヨ投手までつぎ込み、相手打線を無失点に抑えて反撃を待った。
その後も、両チーム再三の好機を作るも1本が届かず。試合は2-2のまま延長15回裏へ。マリナーズは、先頭のJ.P.クロフォード内野手の安打と死球などで1死満塁の好機を作ると、ホルヘ・ポランコ内野手の適時打でサヨナラ勝ち。4時間58分の激闘を制して、3-2でタイガースに勝利。24年ぶりのリーグ優勝決定シリーズへ駒を進めた。
「Seize the moment(この瞬間をつかめ)」――イチロー氏が今季8月、本拠地T-モバイルパークでの永久欠番セレモニーで「好機を逃すな」と現役選手たちメッセージを贈った。激励を背に24年ぶりの地区優勝を果たし、球団史上初のワールドシリーズ進出と世界一へ突き進む。マリナーズは、新たな歴史を刻むことができるか。
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