
バレー女子日本代表の佐藤淑乃は、ネーションズリーグ(VNL)や世界選手権(2025世界バレー)といった国際大会で存在感を発揮。10日に開幕したSVリーグでもNECレッドロケッツ川崎のエースを担うなど、さらなる飛躍が期待されている。
2028年ロサンゼルス五輪に向けて、新たなエースとして期待される23歳の動向には、中国メディアも注目している。
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■海外進出へ向けた第一歩か
佐藤は、フェルハト・アクバシュ監督が率いた今季の日本代表で中心選手に抜擢。石川真佑、和田由紀子らとともに攻撃の中核を担い、VNLや世界バレーでの4強入りに貢献した。
今後の日本女子バレーを支える存在として期待される佐藤には、中国からも関心が寄せられている。現地メディア『捜狐』は「日本の女子バレーボール選手、ヨシノ・サトウが有名エージェントと契約を結び、正式に海外進出への一歩を踏み出した」と題した記事を掲載した。
記事によると、佐藤は10日(日本時間11日)に、イタリア・パドバに拠点を置くスポーツエージェント「Volley Pro Agency(VPA)」と契約を締結。アメリカ代表のジョーディン・ポールター、ベルギー代表のカヤ・グロベルナ、ドイツ代表のカミラ・ヴァイツェルらが所属する同エージェントに、日本の23歳が新たに加わったと報じている。
VPAの公式インスタグラムでは佐藤について、「2001年生まれの彼女はベスト・アウトサイドヒッターの一人であり、2024-25年シーズンのSVリーグでは3位となる895得点を記録した。ヨシノは日本代表のキープレーヤーであり、VNLや世界選手権などの国際舞台でも才能を発揮している」と高く評価。また『捜狐』も、「彼女は2000年以降の世代で最も将来有望なアウトサイドヒッターの一人」として、ポテンシャルを称賛している。
3年後のロサンゼルス五輪でメダルを狙う日本女子バレー。その新たな顔として期待される佐藤に、海外からも熱い視線が注がれている。
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