
ドジャースは13日(日本時間14日)、敵地アメリカンファミリー・フィールドでのブルワーズ戦でのナ・リーグ優勝決定シリーズの第1戦に臨み、2ー1で勝利。4戦先勝の同シリーズで貴重な1勝目をものにした。
試合前にデーブ・ロバーツ監督は今季限りでの引退を表明しているクレイトン・カーショー投手の起用法について言及した。
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■編成本部長も全幅信頼「勝利に貢献すると確信」
ドジャース一筋18年の37歳左腕・カーショーは、9月に今季限りでの現役引退を表明。ポストシーズン(PS)では8日(同9日)に行われたフィリーズとの第3戦に登板し、2回を投げて4失点と炎上した。
しかし、試合前にロバーツ監督がナ・リーグ優勝決定シリーズのロースターに残留したカーショーについて「右打者と左打者の両方を抑えられる複数イニング対応の投手」としての起用を想定していると登板の可能性に言及した。
ドジャースの編成本部長アンドリュー・フリードマン氏は『勝利のために自分ができることは何でもしたい』というカーショーの一貫した姿勢を評価。その上で、「彼はそれを体現してきた。私は彼がこのシリーズで勝利に貢献する一員になると確信している」と全幅の信頼を寄せた。
カーショーは今季7月2日(同3日)に本拠地でのホワイトソックス戦でMLB史上20人目の通算3000奪三振を達成。18年間のキャリアの中でナ・リーグのサイ・ヤング賞3回、MVP1回、オールスター選出11回、そしてワールドシリーズ優勝を2回という輝かしい記録を築いた。
しかし、MLB公式サイトはカーショーのPSでの通算防御率(4.63)を指摘。さらに「37歳の現在はかつてのような肉体的な力強さはもうない」と苦言を呈した一方で、「彼のNLCSロースター入りは、単なる象徴以上の意味がある」との見解を示した。
フィリーズとの地区シリーズでは主に先発投手に頼り、佐々木朗希投手、エメット・シーハン投手、アレックス・ベシア投手が抑えの大半を担当したが、公式サイトは「7戦制のNLCSでカーショーはより重要な場面で登板する可能性がある」と展望した。
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