
総合格闘家の平本蓮が14日、YouTubeチャンネル「ザ・ワンTV」に出演。15勝無敗、フィニッシュ率100%と圧倒的な強さを誇る現RIZINフェザー級王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)との対戦や、今後の対戦相手について言及した。
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■現状はお手上げ状態「勝ち方がわからない」
平本は9月28日に行われた「RIZIN.51」でのビクター・コレスニック戦を振り返り、「会場での人気がすごい。それでより強くなっている感がある」と分析。タイトル戦として行われた直近2試合では、62秒、33秒決着と攻防にすらならないことから「弱点が全然わからない」とした。
シェイドゥラエフは試合後に1日に3人と戦えると発言したが、平本もこれに笑顔で同意。「朝倉未来、秋元強真、平本蓮の3対1でもいいんじゃないかな。いけそう」と現状ではお手上げ状態だとした。
平本は来年、朝倉とのリマッチ後あたりにタイトル戦を見据えているとしたものの、「今は本当に何も見えない。勝ち方がわからない。考えて、考えて、何もわからない」とし、対戦するとしたら「前に行って最初から打ち合って、BreakingDown(ブレイキングダウン)やK-1ルールくらい最初にバーって行くくらいかな」と語った。
シェイドゥラエフの実力については、現UFCバンタム級王者のメラブ・ドバリシビリ(米国)に勝つ可能性も全然あるレベルだと太鼓判。「あそこまで圧倒的に強くて、RIZINにいたらやるタイミングは必ず来る。触れてみたいが、正直どうやって戦うのかが何にもわからない」と複雑な心境を語った。
■「鈴木千裕以外で勝てるイメージがない」
一方で平本は「可能性があるのは鈴木千裕」と前同級王者の鈴木千裕を名を挙げると、「鈴木千裕以外で勝てるイメージがない」と猛プッシュ。
テイクダウンをされたとしても「下からの肘で……“そういうの”を起こすやつじゃないですか」と2023年11月の「RIZIN LANDMARK 7」で当時同級王者だったヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)を下からの肘や蹴り上げで失神KOするなど大物食いを果たしてきた鈴木を高評価。「だから見たいとしたら鈴木千裕。朝倉未来がやるくらいなら鈴木千裕がやるのを見てみたい」とシェイドゥラエフvs.鈴木の実現に期待を寄せた。
下からのTKOで王座戴冠した鈴木千裕
大会5日前に急きょ参戦が決まりBellator2階級制覇王者をKOした鈴木千裕
なお、大晦日に行われるシェイドゥラエフとのタイトルマッチについては「朝倉未来がやりそう。結構スター気質があるので、やるんじゃないですかね」とシェイドゥラエフvs.朝倉を有力視。「ただ、他の選手もそうですけどぶっ壊されかねないので……どうなんだろう」と朝倉の身を案じた。
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