卓球男子が歴史的激闘で得た収穫 エース・張本智和&18歳・松島輝空が中国撃破で存在感 銅メダル獲得で示した現在地【アジア選手権】 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

卓球男子が歴史的激闘で得た収穫 エース・張本智和&18歳・松島輝空が中国撃破で存在感 銅メダル獲得で示した現在地【アジア選手権】

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卓球男子が歴史的激闘で得た収穫 エース・張本智和&18歳・松島輝空が中国撃破で存在感 銅メダル獲得で示した現在地【アジア選手権】
卓球男子が歴史的激闘で得た収穫 エース・張本智和&18歳・松島輝空が中国撃破で存在感 銅メダル獲得で示した現在地【アジア選手権】 全 1 枚 拡大写真

第28回 ITTF-ATTUアジア卓球選手権大会 2025」が、11日から15日にかけてインド・ブバネーシュワルで行われた。団体戦のみの開催となった今大会では、男子が準決勝で中国に敗れたものの、銅メダルを獲得した。

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■戸上、篠塚は5月に世界王者に

日本男子は、前回大会で準々決勝敗退という悔しさを味わった。迎えた今大会では、エースの張本智和(トヨタ自動車)を筆頭に、松島輝空(木下グループ)、戸上隼輔(井村屋グループ)、篠塚大登(愛工大)、田中佑汰(金沢ポート)の5選手を招集して、上位進出を狙った。

鍵を握ったのは、前回の再戦となった韓国との準々決勝。韓国は、世界ランキング13位の安宰賢(アン・ジェヒョン)をエースに、趙大成(チョ・デソン)、呉晙誠(オ・ジュンソン)の布陣で挑んできた。これに対し、日本は岸川誠也監督のもと、張本智、松島、戸上の世界ランク上位3選手で応戦。張本が第1マッチで安宰賢、第4マッチで趙大成と難敵を下し、3-1の勝利に導いた。

そして迎えた中国との準決勝は、日本男子の現在地が問われる一戦となった。張本智は世界7位の梁靖崑と、全ゲーム2点差という大接戦を繰り広げ、打ち合いを制してフルゲームの末に勝利。エースに続いた18歳の松島は、国際大会で未勝利だった世界1位・王楚欽と真っ向勝負。パワー勝負でも引けを取らず、効果的なサービスで得点を重ね、こちらもフルゲームで勝利し、日本が王手をかけて王者を追い込んだ。

しかし、第3マッチ以降は中国が意地を見せた。篠塚、張本智、松島がいずれもフルゲームに持ち込んだものの、最後は競り負け、28年ぶりの中国超えはならなかった。それでも、8月の「WTTチャンピオンズ横浜」決勝で王楚欽を破った張本智に続き、松島も世界王者を撃破。戸上と篠塚は5月の世界選手権で男子ダブルスを制しており、この1年で日本男子のチーム力が着実に底上げされていることを示した。

昨年敗れた韓国へのリベンジに成功し、王国・中国にはあと一歩と迫る歴史的激闘を展開。大きな収穫を得たアジア選手権を経て、日本男子の今後に注目が集まる。

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